日本ユニシス、携帯対応を強化した教育プラットフォーム最新版


これまではWebブラウザーからのみサポートしていたアンケート機能で、携帯電話からのアンケート回答が可能になった

 日本ユニシス株式会社は24日、教育機関向け教育プラットフォーム「RENANDI(レナンディ) SaaS Edition v2.4」の提供を開始した。v2.4では、携帯電話からのアンケート回答が可能になるなど機能拡充が図られた。利用料金は登録者が10名までの場合月額7350円から。5000人以上では1人63円となるなど、ボリュームディスカウントが適用される。

 日本ユニシスでは、1998年からeラーニング統合ソリューションの研究開発に取り組み、2003年に「RENANDI」を発表。2008年4月からそれまでのライセンス版に加えてSaaS型サービス、「RENANDI SaaS Edition v2.0」の提供を開始。「RENANDI」は、大学、大学院、各種専修学校など教育機関のほか、教育出版社などで利用されている。

 また、2009年9月から「RENANDI」の姉妹版として、社内教育および第三者を対象に教育事業を推進する企業へ、研修管理からeラーニングの管理まで研修業務を支援するSaaS型教育プラットフォーム「LearningCast(ラーニングキャスト)」のサービスを提供開始。ユニシスによれば、開始6カ月で民間企業の社員教育および教育事業推進者のほか、官公庁や外郭団体の職員教育にも採用されたという。

 v2.4の主な機能強化点としては、携帯電話からアンケート回答が可能になったほか、テスト結果の自動公開機能、授業ごとに教員が初期画面の機能を設定できる初期画面設定機能を追加。また、コース複製機能で、テスト、アンケート、課題など6種類を追加し、10種類のコンテンツが毎年ほぼ同内容の講座を実施する際などにコンテンツ再利用に利用可能となった。

 そのほか、送信メールのテンプレート設定、お知らせ機能の検索、時間割へのTODO表示など、合計13種類の機能がこれまでの標準機能に追加された。

(工藤 ひろえ)

2010/3/25 06:00