パソコンでAndroid端末を操作できる開発者向けソフト


 ピーシークラフトは、無線LANに接続されたAndroid端末に、パソコンからテキストを送信したりキーを操作したりできる「ATTY システム」の販売を開始した。価格はAndroid端末で利用するGoogleアカウント1つあたり3500円。

 今回発売された「ATTY システム」は、パソコンとAndroid OS搭載端末をLAN経由で接続できるシステム。顧客サポートや開発者向けツールとしての展開を想定している。パソコン側に「ATTY サーバー」を、Android端末にはAndroidマーケット経由で「ATTY クライアント」(3500円)をインストールして利用する。パソコン側は、Java実行環境のJRE 6がインストールされた環境であれば「ATTY サーバー」を利用できる。

 主な機能は、パソコンからAndroid端末へのテキスト送信で、アプリ開発時のテストデータの入力やAndroidマーケットでの検索などが可能。パソコンから複数のAndroid端末を制御することが可能で、異機種同時操作テストや複数画面サイズの検証テストなども行える。また、Android端末に仮想キーコードを送信でき、Android端末側に装備されるハードウェアキーの押下、長押し操作などのテストも行える。ファイル転送機能が用意されており、テストデータを複数のAndroid端末向けに同時に送信することも可能。

 このほか、ATTY システムの画面構成をカスタマイズできるほか、文字エンコード変換機能や英語・日本語リソース、文字化け対策などが行われている。

 



(太田 亮三)

2010/2/10 06:00