iPSC、PCと携帯電話で給与明細を閲覧できるASPサービス「iPS」


インターネット給与明細コンソーシアム
http://ips-c.org/

 株式会社ウェブインパクト、株式会社AGENCY ONE、S・K・Aドリーム株式会社、株式会社ヴイワン、創新グループ、トラスト労務管理事務所は1月6日、給与明細のペーパーレス化を目的としたコンソーシアム「iPSC(Internet Pay Stub Consortium)」を設立。PCと携帯電話で給与明細を閲覧できるASPサービス「iPS」の提供を開始した。

 iPSCは、給与明細の電子化に着目し、業務改善、人件費・外注費コストの削減、印刷・郵送で排出される温室効果ガスの削減を目的に設立されたインターネット給与明細コンソーシアム。大規模なシステム導入を必要とせず、中小企業でも導入しやすいASPサービスを提供することで環境対策を支援する。

 ASPサービスのiPSでは、既存のシステムに新たに手を加えることなく、Excelの簡易な操作で導入・利用できるのが特徴。PCと携帯電話の双方から給与明細を閲覧することが可能となる。また、iPSCサイトを開設し、利用企業全体の温室効果ガス削減状況を数値などで表示して、効果を実感可能にする。

 将来的にはインターネットバンキングの普及に向けた行政、各環境団体、銀行との連携や、福利厚生サービス事業者などとの連携も視野に、温室効果ガス削減につながる業務改善・コスト削減ソリューションとしてサービス拡充をめざす方針。

 月額費用は、基本料金が3000円(税別)/法人、利用料金が50円(同)/人。初年度800社、4万人の利用をめざす。

 目標達成のため、開発元のウェブインパクト内で導入説明会を毎週実施するほか、税理士、会計士、行政書士や事務機器販売会社などの協力を仰ぎながら周知を図る。また、利用企業にはiPSのロゴマークを使用許諾し、各社のWebサイトや名刺に表記してもらうことで、iPSC自体の認知度も向上させる。



(川島 弘之)

2010/1/8 06:00