携帯サイトの洋服購入経験者、20代前半では5割を超える


 株式会社アップデイトでモバイルマーケティング事業を手がけるMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、「モバイルコマースにおけるファッション関連商品の購入に関する実態調査」の結果を発表した。調査は9月25日から28日までの4日間にわたり、モンキータウン、フォレストページ、幻創文庫などモバイルメディアサイトの協力のもとに実施。2820人の有効回答を得た。

 携帯サイトでの洋服購入については、35.4%が「購入したことがある」と回答。男女別にみると購入経験者は男性では24.5%、女性では39.1%となっており、男性に比べて女性の利用が高いことがわかる。また、年代別では、10代が15.2%、20代前半52.1%、20代後半37.0%、30代前半42.3%、30代後半46.7%、40代以上36.6%となっており、20代前半では利用経験者が半数を超えた。

携帯サイトでの洋服の購入経験者は男性で24.5%、女性で39.1%。男性と女性でかなりの開きがある

 携帯サイトで洋服の購入経験者を対象に、購入の際に利用したことのあるサイトを調査したところ、男性では「ショッピングサイト(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング等)」が65.5%と最多。次いで「大手通販モバイルサイト」が34.5%、「カタログ系通販のモバイルサイト」が33.9%となった。

 一方、女性では「カタログ系通販のモバイルサイト」が63.8%と最も多く、次いで「ショッピングサイト(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング等)」が53.9%、「大手通販モバイルサイト」が44.7%。男性では3割強のカタログ系通販のモバイルサイトを利用する女性が多いことがわかる。

 また、携帯サイトでの洋服購入経験者を対象に、洋服を購入する際重視する点を調査したところ、「サイズの詳細明記」が全体で84.3%と8割を超えた。男女別でも、男性80.5%、女性85.1%と、性別を問わず最多。

 次に「商品説明が明記されている」78.3%、「価格が安い」75.3%と続き、実際に商品を手にとって確認できず、また高解像度の画像も見られない携帯サイトだけに、価格の安さ以上に、サイズや商品説明が重視されていることがわかる結果となった。

高い順から「サイズの詳細明記」84.3%、「商品説明が明記されている」78.3%、「価格が安い」75.3%となり、価格よりも商品説明が重視されていることがわかる

(工藤 ひろえ)

2009/10/23 06:00