ターボリナックス、iPhone対応のグループウェアアプライアンス

「どこでもオフィスアプライアンスモデル」。サーバー機は富士通の「PRIMERGYTX120」を採用した

　ターボリナックス株式会社と株式会社ネオジャパンは30日、iPhoneや携帯電話からのグループウェア利用に最適なモバイルグループウェアアプライアンス「どこでもオフィスアプライアンスモデル」を発表。10月15日より販売開始する。

　「どこでもオフィスアプライアンスモデル」は、SMB（＝Small and Medium Business、中堅・中小企業）市場向けの新製品。スケジューラやメール、ワークフローなど、ネオジャパンの提供するグループウェア「desknet's（デスクネッツ）」の情報を外出先でも携帯電話から利用できる環境と、セキュリティに配慮したWebシステム運用基盤を、富士通のサーバー製品「PRIMERGYTX120」にプリインストールしたアプライアンス製品となる。

　「どこでもオフィスアプライアンスモデル」では、情報共有に必要なシステム一式をアプリケーションからハードウェア、3年間のオンサイトサポートまで一元的に提供する。

　システムの運用基盤は、ハードウェアには富士通「PRIMERGY TX120」を採用。OSは、ターボリナックスの「TurbolinuxAppliance Server 3.0」を採用。「TurbolinuxAppliance Server 3.0」は、サーバーOS「Turbolinux 11 Server」をベースに、Sun Cobalt互換のオープンソース管理ツール「BlueQuartz」を搭載することにより、WebやMail、DNSなどインターネット系サーバーの各種設定・管理をWebブラウザのGUIから一元管理可能としたサーバー製品となる。

　また、SSLサーバー証明書「TurbolinuxCybertrust SSL」搭載により、SSLによる通信経路の暗号化やサイト運営者の認証にも対応する。ターボリナックスでは、「リモートからの接続にも対応できる信頼性の高い最適なプラットフォームを実現した」としている。

　「どこでもオフィスアプライアンスモデル」は、グループウェア「desknet's」とiPhone向けライセンス「desknet's iPhone版」のユーザー数に合わせて3製品が用意される。「desknet's」の30ユーザー版（iPhone 20ユーザー）版が99万7500円、「desknet's」50ユーザー版（iPhone 30ユーザー）110万2500円、「desknet's」100ユーザー版（iPhone 50ユーザー）132万3000円。

　なお、ターボリナックスではハードウェアなしの「どこでもオフィスセキュアパッケージ Turbolinux Appliance Server 3.0版」も販売している。ハードウェアなしのパッケージでは、「desknet's」5ユーザーライセンス付きで20万7900円で、必要に応じて追加できる「desknet's」5ユーザーライセンスパックが4万1790円。