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情報漏洩リスクを補償する「テレワーク保険」、MSと東京海上日動

 日本マイクロソフト(MS)と東京海上日動は、テレワーク中のセキュリティリスクを補償する「テレワーク保険」を開発した。テレワークを導入する企業を対象に、2月1日から提供を開始する。

 「テレワーク保険」は、在宅勤務などオフィス以外の場所で働く「テレワーク」のリスクをカバーする保険商品。補償対象は、モバイルPC利用時のセキュリティ上のリスクで、例えば、ウイルス感染時の調査費用や、情報漏洩時の損害賠償金などの対応費用が補償される。

 同保険は法人向けに販売されるWindows 10搭載のモバイルPCに付帯する形で提供。今後PCメーカーやディストリビューターから提供される対象製品を購入すれば、保険会社との契約手続きなしで利用できる。

 日本マイクロソフトはテレワーク保険の開発にあたり、Windows 10のセキュリティに関する情報提供や、商品化の際の検証やPCメーカーとの連携などで協力している。

 MSと東京海上日動は、働き方改革の推進に関する協業に合意。「テレワーク保険」はその第1弾となる。東京海上日動は、2017年10月より全社員にテレワークを導入済み。今回の提携にあわせ、グループ社員の4万3000人に対し、Windows 10やOffice 365などがパッケージ化されたソリューション「Microsoft 365」を導入している。