本日の一品
モバイル時代に荷物を減らせる「スマホを充電できるワイヤレスマウス」
(2014/9/11 06:00)
スマートフォンやタブレットが普及するにつれて、いつでもどこでも仕事ができるようになりとても便利な時代となった。しかしながら、気をつけなければいけないことも増えたのも事実。そのひとつにスマートフォンのバッテリー問題がある。屋外でバッテリー切れとなったスマートフォンやタブレットは、充電するまではただのお荷物となるだろう。それを防ぐために、筆者はモバイルバッテリーを持ち歩いているわけであるが、それはそれで荷物になってしまう。
そんな中、モバイル時代の申し子とも言えるアイテムが登場した。「スマホを充電できるワイヤレスマウス」である。もう、名前だけでネタバレ感必至である。
外観は一般的なマウスとそれほど変わらない。少し平べったい代わりに横がやや広いかな、という印象を受ける程度である。マウスの性能としては、ごく一般的な3ボタンマウスであり、左右のクリック用ボタン、中心に回転用ホイール兼ボタンとなっている。多機能マウスのように5ボタンや8ボタンでは無いが、一般的な操作程度であれば問題ないだろう。
本体のフィーリングはどうかと言うと、筆者の購入したレッドはさらさらした肌触りで、アルミ塗装を触っているような感触である。塗装自体はマット加工がしてあり、汚れや指紋はつきにくいようだ。そのため、触り心地は大変良いと感じた。また左右ボタンのクリックも、普段利用している2000円程度のマウスが軽い感じの「カッ、カッ」とすると、本マウスは「カチ、カチ」という高級感のあるフィーリングとなっている……が、この感覚を文字にするのは難しいなぁ。
ちなみに、ごく一般的なレシーバー利用型2.4GHzワイヤレスマウスであるため、マウスに対応したパソコンやスマートフォン、タブレットでも利用できる。特殊なソフトは必要ない。なお、スマートフォンやタブレットで利用する際はレシーバーを付けられるようにmicroUSBスロットを通常タイプのUSBに変換するアダプターが別途必要となるため注意したい。
マウスに採用されているセンサーはIRセンサー(赤外線)ということで、省電力に向いているとのこと。筆者が使っている白いデスクの上でも、マウスパッドを使うことなく認識してくれた。
最大の特徴であるスマートフォンの充電だが、マウス自体に3.7V/2700mAhのリチウムイオンバッテリーが搭載されている。それをマウスのお尻側にケーブルを差し込み、スマートフォンを充電するという仕組みである。付属のケーブルはmicroUSBであるため、大半のAndroidスマートフォンが利用できるだろう。Lightningケーブル、もしくはLightning変換アダプターを用意することでiPhoneも充電できる。
販売元であるサンワサプライによると、マウスがフル充電時に、1500mAh程度のバッテリー容量を持っているスマートフォンを約1回分充電できるそうだ。昨今のスマートフォンは2000mAh以上の容量を持っているものが多いため、おおよそ5割から7割程度充電されると考えるといいだろう。
また、出力が5.0V/1.0Aであるため、充電により大きな出力を要するタブレットの充電はできない可能性がある。そこも留意したいポイントだ。ちなみに、マウスのバッテリーが空になってしまった場合はどうかと言うと、マウス動作用リザーブバッテリーが搭載されており、おおよそ5時間程度は操作できるとのこと。したがってマウス操作用のバッテリーを気にすることなく、外部バッテリーとして利用できる。
モバイル用と考えると少々大きいし、スマートフォンへの充電はパソコンからできるのでは? などといった疑問も無くもないが、マウスとして利用できるモバイルバッテリーなのだと思えば違和感も無い。スマートフォン以外にも、モバイルWi-Fiルーターへの充電やUSBミニ扇風機などのUSBで動く機器用給電として使っても良いだろう。
そういえば、一般的なワイヤレスマウスは単3や単4電池で駆動するタイプのものが多いが、このマウスは電池切れになっても乾電池を購入する必要はない。スマートフォンのように充電してやれば良いのである。マウス自身にも内蔵バッテリーが搭載されている、それもなかなか便利だと感じた。
製品名 | 販売元 | 購入場所 | 購入価格 |
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スマホを充電できるワイヤレスマウス | サンワサプライ | サンワダイレクト | 3685円 |