本日の一品
決して浮気は許されない、タイトな関係のiPhoneケース
(2013/7/2 06:00)
初代のiPhoneから数えたら、iPhoneケースをどのくらい買っただろうか。筆者がiPhoneケースを頻繁に買い換えるのは、決してiPhone本体の保護のためだけではない。バラエティに富んだ、ジョーク満載の安価なケースをいろいろと買い換え、iPhone自体は新しくならなくても、いつも新しい着せ替えの雰囲気を楽しむためだ。
スマホ市場で最も多く出荷されているiPhoneには、世界中の多くのメーカーや個人企業が工夫を凝らした専用ケースを送り出しており、ケース市場も膨大な規模に成長してきている。今回ご紹介するiPhone5専用ケースは、洋室のスイッチプレートをそのまんまケースにしてしまった「パチパチスイッチケース」だ。
しかし、「パチパチスイッチケース」には筆者が今まで購入した多くのiPhone専用ケースと大きく違うところが1つだけある。その違いとは、一度このケースを装着してしまうと普通の人では二度と外せないかもしれない点だ。将来、他のケースが気に入ったからといって、そう簡単に浮気は許されない仕組みなのだ。
実際には製品のロット差や個体差かもしれないし、特別なハズし方があるのかもしれない。しかし、筆者が試した個体の場合は、本物のiPhone 5よりわずかながら小さいダミーモデルでもケースを取り外すのに、マイナスドライバーでケースの端っこをこじ開けるという顛末になってしまった。
取り外しが驚異的に難しいのは、基本的にその構造だろう。パチパチスイッチケースは、最もありふれた形のiPhone 5ケースと、“シーソー型電源スイッチ”が2個取り付けられた“スイッチプレート”の二重構造になっている。
iPhone系のケースは通常、取り外すときにケース自体が外側に弓なりに反り返ることで、スムースに取り外すことができる構造になっている。パチパチスイッチケースでは、二重構造になった外側の“スイッチプレート”が基盤のiPhoneケースに4個のネジでガッチリと固定されているために、指先でどれだけ強く押し曲げてもケース自体が反り返ることができない。
それゆえ、ケースとiPhoneとの間に全く隙間ができず、取り外すにはマイナスドライバーの出番となる。ダミーのiPhone 5でこの状況だから、ダミーモデルよりもわずかながら大きい、本物のiPhone5に取り付けたらかなり悲惨な結果になりそうだ。
そうは言っても、このケースを非常に気に入り、将来にわたって変わることなく愛し続けられる自信のあるユーザーなら、この際、男らしくパチッと心地良い音がするまではめてみよう。おそらくだが、タイトで遊びのない最強のiPhone5ケースになることは間違いないだろう。
製品名 | 販売場所 | 価格 |
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