本日の一品
携帯電話もロボットでクリーニング「オートミーS」
(2013/4/10 06:00)
携帯電話がフィーチャーフォンからスマートフォンになって、便利になったことはたくさんある。筆者のように音声通話よりデータ通信を多く使うようなタイプのユーザーには、特にスマートフォンの大きな画面と柔軟に対応できるユーザーインターフェースは非常に便利だ。しかし、操作のたびに大きな画面を常に触るようになって気になるようになったこともある。画面の汚れだ。タブレットも一般化し、スマートフォンも大画面化するようになってますます画面の汚れは気になるようになった。
もちろん携帯電話周辺機器メーカーがそれを見逃すはずもなく、さまざまな液晶画面クリーナーが登場している。今回紹介するのは、最近の流行のひとつであるロボット掃除機をモチーフにした液晶画面クリーナー、「オートミーS」だ。
形はそのままロボット掃除機型なので動作もなんとなく想像がつくと思う。実際にそれっぽく動くのだが、よく見るとテーブルから落ちない自動車のおもちゃと似た動きである。なぜかといえば機構が同じだからだ。言葉で説明するのは難しいので写真を参照してもらいたいが、横向きに回る車輪によって画面の端から逃げるようになっている。しかし、画面の角に来ると避けた先も画面の端なのであっけなく落ちてしまうのだった。残念である。
掃除する仕組みは、直径2cmほどの不織布を2カ所で垂直に画面に接触させ、それで画面を拭うというもの。拭える幅は1cm弱といったところだろうか。ロボット掃除機というと本体の幅より広い範囲でゴミをかき取るので、オートミーSもそうだと思ってしまうかもしれないが、そういうわけではないことに注意しておきたい。
画面を拭くのに使われる不織布にコシがないので、手の脂の指紋など粘性のある汚れは薄くなるものの、完全に取れなかった。また、そういった汚れの時はゴムでできた車輪の跡が目立ってしまうのも気になるところだ。埃など乾いた汚れの場合はそれなりにきれいになるのだが、一番気になるのは脂系の汚れなので、そこはなんとかできてほしかった。
スマートフォンだと画面が狭く、よく落ちてしまうので、タブレット端末上で動作させてそれを眺めるのがよいのだろう。本気で画面をきれいにしたいのなら機械に頼らずクリーニングクロスで拭くのをおすすめするが、機械がけなげに掃除しているのを眺めていたいというのならば、よいかもしれない。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
---|---|---|
オートミーS | タカラトミー | 1300円 |