本日の一品

振動で時間を知らせるバイブレーション搭載のタイマー

ペンダントのように首から提げられるバイブレーションタイマー。通常のアラーム音を鳴らすことも可能

 今回はパール金属のバイブレーションタイマーを紹介したい。設定した時間の経過を知らせる「タイマー」はお馴染みの機器なのだが、よくあるアラーム音だけでなく、携帯電話のような振動による通知機能を搭載しているのが大きな特徴だ。

 通知方法は「バイブレーション+アラーム」「バイブレーションのみ」「アラームのみ」の3種から選ぶことができる。「バイブレーションのみ」は、いってみればマナーモードで、アラーム音だけでなく、ボタン操作確認音も鳴らなくなる。通常のタイマーとは異なり、音が鳴らせない状況や、逆に騒がしくて音が聞き取れない状況、どちらにも対応する便利なタイマーなのである。

 時間設定はmin(分)ボタンとsec(秒)ボタンを使う。それぞれ1回押すごとに1分単位、1秒単位で加算されていく方式だ。早送りしたい場合は長押し、リセットしたい場合はminボタンとsecボタンを同時に押す。

 タイマーの時間設定後、start/stopボタンを押せばカウントダウンが始まる。液晶ディスプレイの数字が1秒づつ減っていき、ゼロになるとバイブレーション、または「ピピピッ」というアラーム音での通知が約1分間続く。

 時計機能は搭載していないので、アラームクロックのように時刻を指定することはできない。時間の設定も最大で99分59秒と短めだ。通知方法を別にすれば、一般的なキッチンタイマーと同等の機能といっていい。しかし、操作はシンプルそのもの。筆者としては本格的なアラームやタイマーよりアバウトで手軽に使える点が非常に気に入っている。日常的なリマインダーとして活用すれば、時間の有効利用に役立ってくれるだろう。

 本体は断面が台形のスティック形。フラットなフロントパネルに液晶ディスプレイと3つの大きなボタンが並ぶ。バイブレーションとアラーム音の切り替えは裏側にあるスライドスイッチだ。

 重量約40g。全長108mm、幅26mmと、ポケットに入れても気にならないサイズだが、お勧めは付属のネックストラップ。本体の穴に通し、ペンダントのように首から吊り提げればタイマーの通知を見過ごすことはないだろう。

 もちろんデスクやテーブルの上に置いて使用してもいい。ただし、バイブレーションを有効にしたまま設定時間になると、振動音が響いたり、勝手に動きまわったりするので注意が必要だ。

フラットなフロントパネル。ボタンは誤動作防止のためか少々固めだが、大きくて押しやすい
細長いスティック型のフォルム。断面が台形なので、横向きに置くと適度な角度がつく
液晶ディスプレイは分秒表示のシンプルなもの。カウント中は「S」「M」の文字が点滅する
裏側のスピーカーとスライドスイッチ。「バイブレーションのみ」以外ではボタンを押すごとに確認音が鳴る
電源は単4形乾電池1本。使い方によって大きく変わるためか、動作時間は明記されていなかった
幅の広いストラップが付属している。長さは約90cm。首から吊り提げて使用するのにちょうどいい
製品名製造元購入価格
バイブレーションタイマーパール金属900円

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