消費電力ゼロ、夏を快適に過ごせる「ひんやりジェルマット」


意外にずっしり重い「ひんやりジェルマット」

 汗っかきである。わたしの場合、真夏だろうが真冬だろうが、イスに座っているとおしり付近が常時ホットであり、ウェットなのである。デスクワークが多い仕事中なんかはおしりを持ち上げてウチワでパタパタ扇いだりするため、その奇怪な行動と格好に周囲の人間は軒並み冷ややかな視線を送ってくる。わたし自身も暑さで不快だが、周囲の人間にとっても不快なこの状況を打破してくれたのが、ヒラカワコーポレーションの「ひんやりジェルマット」だった。

 特に関東は長期的な節電が避けられない見通しとなる中、じめじめした梅雨の時期を迎え、その後にはいよいよ猛暑の夏が待っている。家庭やオフィスで節電のためにさまざまな手を尽くしている人も多いと思うが、エアコンの設定温度を下げるにしても、代わりに扇風機などを使うにしても、いずれにせよ電気は使ってしまう。しかし今回紹介する「ひんやりジェルマット」であれば、電力を一切消費せずに涼しくなれる、まさに究極の節電グッズなのである。

 「ひんやりジェルマット」は、シーツ風の生地の間にジェル状の物体がはさまれているシンプルな構造で、持ってみるとずっしり重く、やや固い。直接手で触れてもさほど冷たさを感じることはないが、上に頭を乗せたり、横たわってみると、服の上からでも十分わかる程度にほどよくひんやりする。しばらく使うと温まってしまうが、放置しておけば元のひんやり感が戻ってくる。製品説明ではジェルは室温のマイナス1.5度になる、とあるものの、不思議なことに個人的な感覚ではそれ以上に冷たく感じる。

 なお、用意されているサイズは枕用の小さめのサイズと、ベッド用の大サイズの2種類。安眠グッズであって、決して仕事中におしりに敷く用ではないが、強度は十分にあり、製品同梱のガイドブックにも「オフィスで」とあるので、やはり枕用はおしりに敷く用としての需要も想定しているのではないか、と想像してしまう。あくまでも勝手な思い込みだが。

 さすがに長時間、キンキンに冷えるほどにはならないとはいえ、「ひんやりジェルマット」を使うことで少なくともおしりをウチワで扇ぐことはなくなった。温まってはおしりを持ち上げ、しばらくしてまた温まってはおしりを持ち上げ、の繰り返しで済むようになり、周囲の生温かい視線を集める程度には以前より改善したようで大満足である。

何度も繰り返し洗うことができ、清潔に保てるぜいたくに2枚使えば、ひんやり感も倍増!
おしりもひんやりさせられるが、メーカーが推奨しているわけではないので自己責任で

 

製品名製造元購入価格
ひんやりジェルマットヒラカワコーポレーション2018円

 

 

(hinotomi)

2011/6/21 06:00