ホールドしやすくなる「GALAXY Tab専用ハードカバー」


GALAXY Tab専用ハードカバー

 気がついたら手元に「GALAXY Tab SC-01C」(以下、GALAXY Tab)があった。季節外れのサンタ襲撃に違いない。平べったいこの手の機器を手にして筆者がまず行うこと、それは液晶保護フィルムを貼ること、そしてカバーの装着である。

 GALAXY Tabの背面は緩くカーブしているのだが、これが意外と曲者。男性の手なら片手でガシッとつかめるかもしれないが、筆者の手ではめいっぱい手を開かなくてはならず、背面全体を手のひらでホールドしにくい。従って枠の部分をつかむのだが、つるつるした背面のせいで、うっかり落としそうになるのである。加齢により指先がアレだからという説もあるが、とにかく落下事故に起こしてしまう前になんとかせねなばらない。

 すでにカバー類は多数ある。電子書籍リーダーとしての使い道をメインに考えているため、ケータイとスマートフォンに加えてGALAXY Tabを持ち歩くことになる。だから、できるだけケースは軽くしたいと思った。iPhoneにせよ、iPadにせよ、軽いはずのケースを取り付けると、なぜかとても重く感じることがよくあるからだ。そこで厚みの増加は最小限で、軽く、バッグの中でかさばらないこと、取り出したらすぐ使えること、そしてよりナチュラルな見た目を重視して、透明な「G cover for GALAXY Tab」を選んでみた。

 パッケージにはポリカーボネート樹脂の専用背面ジャケットが1つと、液晶保護フィルムが1枚同梱される。液晶保護フィルムはすでに貼っていたため、ジャケットだけを取り付けてみた。すると、カバー1枚ついただけなのに、グリップ感が大幅に向上した! 手の皮膚にカバーが密着して滑りにくいのだ。しかも、液晶面よりわずかに高いカバーのフチが、いい具合に親指にかかる。これはつかんで持つときに都合がいい。見た目は損なわないし、バッグの中からも取り出しやすいし、ボタン操作にも支障がない。これにストラップホールなどがあれば、さらに安全性が向上するのだが、あいにく存在しなかった……残念。

 何かがデザインされているわけでもなく、スタンドがあるわけでもなく、液晶面が保護されるわけでもない。最小限で無難な、というか無難すぎる選択なのだが、思いの外、期待に応えてくれる。ただし、一度取り付けると取り外しにくいのが、長所であり短所かもしれない。

専用背面ジャケットと液晶保護フィルムが1枚のセットジャケットの構造
GALAXY Tabをセットしてみたイヤホン部分
側面このようなスタイルでホールドしやすくなってうれしい
透明なので、雰囲気も損なわない

 

製品名販売元購入価格
G cover for GALAXY Tab「GALAXY Tab専用ハードカバー」ラスタバナナ1980円

 

(すずまり)

2011/4/14 06:00