リストバンド型Edyという新しい電子マネーのカタチ


e-money band(上)。下は一般的な腕時計

 Suicaなどの電子マネーといえば、カード型ないしはおサイフケータイに対応というのが一般的だ。そんな中で、多数の発行枚数を誇る老舗の電子マネー「Edy」に腕時計型、というかリストバンド型の製品が登場した。その名も「e-money band」。普通のEdyと同様に、5万円までチャージでき、コンビニなどのFeliCaリーダーに腕時計の文字盤にあたる場所をかざすだけで、一般的なEdyと同様に利用できる。

 リストバンド型のため、犬の散歩やジョギング、サイクリングといった、外出がメインの目的であっても、途中でコンビニに寄るといった習慣がある人には重宝しそうなグッズである。なんといっても、財布を持たなくていいというのは、ときどきポケットの中を確認する必要がなく、その重さを気にする必要もない。些細なことと思われるかもしれないが、筆者自身、このリストバンド型Edyを使うことで、ジョギングやサイクリングで実際にかなりリラックスできている。

 実売価格は3000円程度で、500~1000円程度のカード型と比べると値段的にはちょっと買いづらい。しかし価格に見合うデザインだと感じており、シリコン製のバンドも安っぽくはない。大きさ厚さともに腕時計より一回り大きいが、装着するとそれほど気にならない。バンドの長さは、大人の筆者が着用してもまだまだ余裕がある。少しくらい腕が太い人でも問題なく着用できるだろう。

 筆者は白色のタイプを購入したが、ほかにも黒、緑、ピンク、オレンジの全5色がラインアップされている。ちょっとした外出では財布を持ち歩きたくない、という人にはお勧めの一品なのだ。

店頭でEdyとして利用できるパソコン用のFeliCaリーダーにかざしたところ

 

製品名販売元購入価格
e-money bandビットワレット3150円

 

 

(山谷 剛史)

2010/12/3 06:00