デジタルこそ正義！ iPod用ドック「ONKYO ND-S1」

曲やプレイリストの選択、再生・停止などが可能なリモコンが付属

　デジタルとアナログの、音質の違いがわかるほどの聴覚は持ち合わせていないけれど、せっかくデジタルな音楽プレーヤーなのだから、接続方法もできるだけデジタルにこだわりたい。数あるiPod用ドックの中でも「ONKYO ND-S1」は、そういった意味で「デジタル」や「光端子」という言葉に目がない人にベストマッチ、そうでない人も満足であろう一品である。

　そもそもiPod用ドックを購入しようと思ったのは、もっぱらパソコン用の音声出力装置と化しているオーディオコンポを、もっと有効活用すべきではないか！ と考えたから。使命感というよりも、「あるものは使わなければ損」と思ってしまう根っからの貧乏性だからである。

　現在販売されているiPod用ドックの大半が、音声出力にライン端子やステレオミニジャックなどのアナログ端子を使っている。だから音質が……などと言うつもりはさらさらなくて、筆者は、デジタル音楽プレーヤーなのだからデジタルで繋げないとなんとなく損な気分になるなあ、と思ってしまい、それらのアナログ出力の製品は避けがちになってしまうのだ。それに、手元のコンポは運良く（？）光入力端子を備えている。

　「ND-S1」をセレクトしたのは、デジタルだからというだけではない。まさしくオーディオ機器っぽい見た目で、手持ちのコンポと並べてもしっくりくる。これ一台でiPod内の楽曲の再生だけでなく、パソコン用USB音源としての利用や、iTunesとの同期、iPodの充電が可能だ。リモコンで操作できるのもポイントが高い。iPod用ドックの中では高価な部類に入るものの、これほどの機能を備えて実売1万円台前半なのは、むしろ安価と思えた。

　こうして、コンポの有効活用がある程度図られ、快適なiPod生活を満喫しているわけだが、集合住宅であるがゆえにヘッドフォンで聴く毎日。コンポのスピーカーは持ち腐れ状態のままだ。これももっと有効活用すべきではないか!?

オーディオコンポとの見た目の相性もばっちり	背面の音声出力端子はデジタルのみ。この割り切りがよい

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