家の電話もBluetooth対応にできるBluetoothアダプタ
家庭用電話向けBluetoothアダプタ PTM-TA1 |
プリンストンテクノロジーの家庭向け電話用Bluetoothアダプタ「PTM-TA1」は、家庭用電話機をBluetooth対応にしてしまうというアイテムだ。家庭用電話機がBluetooth対応になるということは、Bluetoothヘッドセットで通話しながらハンズフリーで仕事や家事、育児ができてしまうことを意味する(小さな子供にヘッドセットを奪われなければだが)。
「いや、最近はみんなどちらかというとケータイじゃないの」と思うかもしれないが、2台のペアリングと同時待受に対応したBluetoothヘッドセットなら、ケータイと家庭用電話機の両方をペアリングしておくことで、ワンプッシュでどちらにも出られるのだ。しかも端末を持たなくてもいいから、手が汚れていても安心。おまけにケータイで音楽を聴いている最中でもわざわざケータイ本体や電話機の子機を取りに行かなくてもいい。これは手が塞がりがちな作業を家庭でする人には嬉しいのではないだろうか。
同梱品は本体、ACアダプタ、約2mのモジュラーケーブル、取扱説明書と保証書というシンプルさ。特に本体はわずか110.5gしかなく、手のひらに乗ってしまうほどコンパクト。市販のBluetooth対応ヘッドセットが利用できて、パスキーが「0000」「1234」「6666」「8888」なら、自動的にパスキーを設定してペアリングしてくれる。パスキーが前述の4つ以外でも本体のペアリングボタンを使えばパスキーの入力が可能だ。
実際に愛用中のヘッドセット(LBT-HS210C2BK)で試したところ、他のケータイの音楽プレーヤーを利用中でも着信を受けられ、通話終了後に再び音楽プレーヤーに戻って音楽を楽しめた。家庭用電話機で発信すればそのままヘッドセットで通話でき、電話機本体や子機でも従来通り通話を受けられた。着信時はBluetoothアダプタ本体からも着信音を鳴らすことができ、側面の着信音スイッチでOFFにもできる。
ケータイとBluetoothヘッドセットで音楽を楽しんでいる場合で、ヘッドセットの電源をOFFにするなどしてBluetooth接続を解除した場合、ケータイの音楽プレーヤー側では「再生/停止ボタン」で、今回のBluetoothアダプタでは「通話ボタン」でそれぞれ再接続できた。すべてのBluetooth対応ヘッドセットで有効とは限らないが、いつもケータイとBluetoothヘッドセットの組み合わせで音楽を聴いている人には便利な仕様ではないだろうか。
両手が離せないほどいつも忙しい方、ケータイと家庭用電話機の両方をバリバリ使用中という方はぜひお試しいただきたい。
セット内容はシンプルだが、設定も簡単 | 手のひらに乗るほどコンパクトで軽い |
背面の様子。上からリセットボタン、電源コネクタ、電話回線用モジュラジャック、電話機用モジュラジャック | ACアダプタはスリムだが横向きだった。これは残念! |
パスキーが「0000」「1234」「6666」「8888」なら、ヘッドセットを待機状態にしてペアリングボタンを2秒押すだけでセット完了 | ヘッドセットとのペアリングが成功した状態 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
PTM-TA1 | プリンストンテクノロジー | 7980円 |
2009/10/30 06:00