本日の一品

ケーブルを束ねられて抜き差しも容易、先端部がリング状になったUSB Type-Cケーブル

 充電ケーブルの抜き差しというのは、何の変哲もない行為に見えて、条件が整っていなければ案外難しいもの。

 例えば部屋の明かりがついていない場合だったり、指先をケガしている場合、また手袋をしているような場合も、うまくつまめず四苦八苦することもある。女性であればネイルをしている場合なども同様だろう。

 こうしたシーンにおけるケーブルの抜き差しのしやすさを追求したのが、オウルテックから新たに登場したSoftシリーズのUSB Type-Cケーブル「Ring Cable」だ。一般的なケーブルとの違いは一目瞭然、ケーブルの根元部分がリング状になっており、これに指を引っ掛けることで簡単に抜くことができるという仕掛けだ。

製品パッケージ。今回紹介している両端USB Type-CモデルのほかにUSB Type-A-USB Type-C版もある。また色はポップなカラーのバリエーションがある
製品本体。束ねたケーブルをリングの部分でまとめることができる。全長は1.2m
指を掛けて引っ張ることで簡単に抜ける。ハブなど固定されたデバイスにつないでいる場合は片手で抜けるので重宝する

 これならば、指を掛けて手前に引けばいいだけなので、難しいことは何もない。前述のように抜き差しが難しいシチュエーションでの利用はもちろん、機械モノに苦手な人でも、容易に扱えるだろう。

 コネクタに負担をかけずにまっすぐ抜くという意味でも効果的なので、コネクタの破損回避にも長期的には役立つ。さらに未使用時にはこのリング部を使ってケーブルをまとめておけるので、バッグに入れて持ち歩く場合にも重宝する。

片側は大きなリングになっており、指を引っ掛けて抜きやすいほか、ケーブルを束ねる役目も果たす

 リングの付け根でケーブルが左右に分岐していることから、内部の結線がどうなっているか気になるが、長時間の充電後にサーモグラフィーで発熱をチェックしたところ、分岐先の左右それぞれが発熱していたことから、USBの結線を左右に分けて通していると見られる。

 本製品は外皮にシリコンを採用しており非常にしなやかなのだが、こうした内部の結線で相乗効果を生み出しているのかもしれない。

サーモグラフィーで見るとリング状になった左右がともに発熱しているため、結線を2つに分けて配線していると見られる

 さらにケーブルの反対側についても、指でつまみやすい平たい形状になっている。

 実際の利用シーンでは、リング状だと差し込みにくいケースもあるはずなので、両側で形状を変えることで汎用性を高めるのはよいアイディアだと感じる。

 今回紹介しているのは両端USB Type-Cのモデルだが、片方をUSB Type-Aにしたモデルもラインナップされている。

もう片側もつまみやすい形状になっている

 ややもったいないのが、ケーブルの規格はUSB 2.0止まりで、さらに充電速度も最大で60W(20V/3A)までしか対応しないこと。

 本製品の用途を考えると、充電にとどまらずデータ転送に使うケースもあるだろうし、また充電についても、5A非対応なのは長期的には力不足になることが懸念される。eMarkerが不要な3A対応にとどめることで価格を優先したのだろうが、将来的には上位モデルの登場も期待したいところだ。

ケーブルはUSB 2.0仕様、充電も最大60W(20V/3A)とやや平凡。映像信号の伝送には対応しない

 なお同社の製品は販路ごとに異なる型番を用いていることが多々あり、今回購入した製品も本来の型番である「CBS2CC」の前に販路を表すプリフィクスが付与されていた。探す場合は「CBS2CC」で検索したほうがヒットしやすいことを付記しておく。

製品名価格発売元
CBS2CC-SFT12(1.2m)2000円オウルテック