本日の一品

HHKBの新モデル「HHKB Professional Classic Type-S」、既存のフラグシップとの違いとは?

 数あるキーボードの中でも、その品質の高さと打鍵感のよさで知られるのがHHKBこと「Happy Hacking Keyboard」。“いつか使ってみたい憧れのキーボード”というお題の投票企画があったならば、上位ランクインは確実と言っていい存在だ。

製品本体。ボディは「黒」「白」のほか、今回紹介している「雪」をラインナップしている

 今回新たに登場した「HHKB Professional Classic Type-S」は、そのHHKBの中でも基本的な機能に絞り込みつつ、高速タイピング性と静粛性を重視したモデルだ。メーカーから機材を借用したので、フラグシップにあたる「HHKB Studio」とどのような違いがあるかを見ていこう。

HHKB Studio(下)との比較。キー配列は同一だが、ポインティングデバイス系の機能は省かれている
横から見たところ。HHKB Studio(左)のほうがボリュームがある
底面の比較。本製品(上)は有線接続なので電池やバッテリーは搭載しない

 キーボードの配列自体は、HHKBおなじみの独自配列で、HHKB Studioとも同一。今回試用している日本語モデルは英語モデルと違い、左下にFnキーがついているのが特徴だ。高速タイピング性と静粛性を重視しているとあって、打鍵感は良好。ストロークが深いにも関わらず打鍵音が小さいのは興味深い。

今回試用している日本語モデルは英語モデルと違い左下にFnキーが用意されている
ストロークは深いがそれでいて静粛性は高い

 HHKB Studioと異なるのは、接続方法は有線(USB Type-C)のみで、Bluetooth接続に対応しないこと。環境をワイヤレスで統一しているユーザーにはマイナスだろうが、電池やバッテリーが不要となることから、重量もそのぶん軽くなるなど、恩恵を被っている部分もあり、一長一短といったところだ。

背面。接続方法は有線(USB Type-C)のみ

 またキーボード中央のポインティングデバイスは搭載されないほか、ボディの手元および側面を撫でることでポインタを上下左右に動かせる、ジェスチャーパッド機能も非搭載となっている。あわせて左右クリックや中央ボタンに相当するキーも省かれるなど、マウス操作のためのインターフェイスは用意されず、キーボード機能を重視した設計だ。

 一方、キーのカスタマイズ機能は健在で、本体底面のディップスイッチを使って、主要なキーの役割を入れ替えられるほか、専用ユーティリティを使って、キーマップそのものを書き換えることも可能だ。

ディップスイッチでキーを入れ替えるなどの設定が可能
こちらはHHKB Studioのディップスイッチ。割当は本製品とはまったく異なる
専用ユーティリティ上でより細かい割当変更が行える

 以上のように、キーボード機能および操作性において原点に立ち返ったモデルという位置づけの本製品、価格は3万1900円で、フラッグシップであるHHKB Studioの4万4000円と比較して約1万2000円安価に設定されている。HHKBのコンセプトには共感するが独特のキー配列が使いこなせるか不安という人は、まずこの製品でHHKBに触れてみるのは、ひとつの策と言えるだろう。

製品名発売元実売価格
HHKB Professional Classic Type-SPFU3万1900円