本日の一品

カメラフラッシュの小型化で機動力アップだ! お土産も増量だ!

 明るさが命の写真撮影。物撮りにも、ポートレート撮影にも、フラッシュはとっても大事。ところが、筆者が丸5年愛用してきたソニーのフラッシュ「HVL-F60RM」がいつの間にか破損していた。修理に出すことにしたのだが、その間使えないのは困るので、もう1つ新しく購入することにした。

最新世代のソニーカメラ用フラッシュ「HVL-F46RM」

 購入したのは1世代新しくなった「HVL-F46RM」。本来なら今まで使っていたF60RMの後継となる「HVL-F60RM2」を選ぶべきなのかもしれないけれど、実売価格が7~8万円となるとさすがに迷う。筆者の用途を冷静に考えるとスペック的に1段下で大丈夫そうな感じだったので、結局F46RMをチョイスしたのだった。それでも購入価格は約5万円で、F60RMの当時購入価格とほとんど変わらなかったのが切ない……。

端子部が破損したF60RM(右)と比べると、世代が代わったF46RMはちゃんと補強されている様子

 しかし、HVL-F46RMにしたのは正解だったと思う。まず、サイズがかなりコンパクトになり軽量化できた。高さは約2.5cm短く、重量は約145g軽くなり、バッグに入れて持ち運ぶときにはこの違いが如実に感じられる。取材で遠くに出かけるとだいたいお土産(主に酒瓶)を詰め込むことになるので、スペースの余裕は晩酌の充実度にも関わってくるのだ。

F46RMは407g(電池込み)
F60RMは552g(電池込み)

 また、カメラに装着して使用するときも、当然ながら取り回しが良くなった。軽々と振り回せるし(本当に振り回してはいけない)、なんといっても高さが少なくなっているので、イベントや発表会などで前列で撮影するとき、後ろの人に気を使う度合いが減っている気がする。

F46RM装着時
F60RM装着時
サイズ面では主に高さが変化
液晶の視認性はF60RMに軍配が上がるか

 一方で性能面では、やはり光量が若干落ちてしまっているようだ。下記のサンプル画像で分かる通り、周囲の環境やカメラ設定を同じ条件にして撮影してみると、全体的に少し暗く見える。これくらいなら後加工でなんとでもなる範囲ではあるのだけれど。

F46RMを使った撮影例
F60RMを使った撮影例

 反対に、F60RMから大幅に進化しているのが発光回数だ。ニッケル水素電池使用時の最大発光回数は、F60RMの220回~に対し、F46RMは320回~と大幅増。単純に電池もちが良くなるという意味なので大変ありがたい。そのうえ連続発光も「10コマ/秒で40回」から「10コマ/秒で60回」にアップしている。

 でもってF60RMが修理から戻ってくれば、電波式ワイヤレス機能を使ってF46RMと連携することもできるので、2灯体制でより多彩な撮影が可能に。その性能に追いつくためには筆者のスキルアップも必須になるのだけれども……。これからは軽量コンパクトなF46RMメインで、どんどん撮影や取材をこなしていきたい。あと、端子部はちゃんとカバーして持ち運ぶべし。

製品名発売元実売価格
フラッシュ HVL-F46RMソニー5万3900円
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