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イヤホンは利用シーンで使い分ける時代かも?安いから成り立つAnkerイヤホンのススメ
2024年12月24日 00:00
広く普及した完全ワイヤレスイヤホンですが、多くの人は、1つの製品を相棒のように使い続け、壊れたり失くしたタイミングで、買い替えるというサイクルではないでしょうか。
1つの製品を如何なるシーンでも使うメリットは、接続先の切り替えという煩わしさがない点や、一貫した操作性でコントロールできる点などがあるでしょう。一方で、イヤホンが1つしかないと、肝心な時にバッテリーが切れるかもしれないというリスクもあります。
また、「普段使いにはいいけど、ワークアウト時には使いにくい」と感じる製品もあれば、自宅と屋外で着け心地や遮音性の違う製品を使い分けたいというニーズもあるはず。そこで提案したいのが、完全ワイヤレスイヤホンの使い分けです。
今回は、普段使いもできながら、特定の利用シーンに強みを持つ、Ankerの2製品を試せたので、その有用性について紹介していきます。
1つ目は、Soundcore Sport X20。名前の通り、ランニングといったワークアウト時に便利な製品です。イヤホン本体は小型なカナル型なので、耳の穴にピッタリとフィットする形状。加えて、イヤーフックが搭載されているので、一度装着すれば、ズレることはほとんどありません。
イヤーフックにも工夫が施されており、30度の角度調節ができるのに加え、伸縮するようになっているので、自分の耳に合わせた長さに調整できます。イヤーフックはシリコンのような柔らかい素材になっているので、長時間つけていても、耳が痛くなることはありませんでした。
バッテリーはイヤホン単体で最大12時間、ケースを併用すると最大48時間となります。イヤーフックがある分、充電ケースのサイズはそれなりに大きくなりますが、長い駆動時間を持っているため、ケースを持たずに、装着したまま家を出ても問題ないレベルです。
ジムに行って、トレーニングをして、帰るといった一連の流れでも、最後までバッテリーが切れない安心感があります。
長時間バッテリーは、ワークアウト時だけでなく、自宅作業中にも便利です。マルチポイント機能にも対応しているので、PCとスマートフォンに同時接続し、作業中は動画再生をしながら、いつでも電話を取れるようにして使用しています。
防水防塵性能は、スポーツ用イヤホンらしくIP68に準拠。加えてAnker独自のSweatGuard仕様になっています。スポーツモデルながら、アクティブノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能に対応しているのもポイントです。自宅やジムでのトレーニングはノイズを除去、屋外でのトレーニングは外音取り込みモードにするといった使い分けが1台でできるのが便利なポイントです。
音質としては、低音域がやや強めですが、高音域もそれなりにシャリシャリと鳴る印象。中音域がやや弱めにも感じますが、定価9990円のイヤホンと考えれば、満足感があります。
シーン別に使い分けるイヤホンとして、もう1つ使用しているのが、同じくAnkerのSoundcore Sleep A20です。就寝時に使用する完全ワイヤレスイヤホンで、こちらもカナル型になっています。
本体には耳の窪みに引っ掛けるイヤーウィングがついていますが、イヤーピース、イヤーウィングのどちらも柔らかい素材になっているので、優しいフィット感で装着できます。どちらも着け外しができるので、汚れが気になる際には洗ってもいいでしょう。
イヤーチップは計7種類、イヤーウィングは計3種類も同梱されているので、快適な着け心地に調節しやすいにもありがたいです。
本体は片側約3gと軽量で、超コンパクトサイズ。睡眠用らしく、かなり平らなデザインになっているので、寝返りを打ってもイヤホンが邪魔には感じません。イヤーピース部分には弁のようなパーツもついているため、遮音性も抜群。睡眠用イヤホンとしてだけでなく、普通の耳栓としても使えます。ただ、本体が小さすぎて、外すのに少々手間取る印象もあります。
バッテリーはイヤホン単体で最大10時間、充電ケース併用で最大55時間です。1回の睡眠中に電池が切れることは基本的にないのに加え、起きてから本体をケースに戻しておけば、ケース自体は毎日充電をしなくてもいいのが便利です。睡眠用デバイスなので、日中は使わないため、しょっちゅう充電するのも面倒ですからね。
睡眠用デバイスならではの機能としては、入眠時間や寝返りのタイミング、体勢などを記録する睡眠時モニタリング機能、事前にスマートフォンからイヤホンに音楽を転送しておき、Bluetooth接続が解除された状態でも音楽の再生ができる睡眠モードなどがあります。
寝返りをうった際に、イヤホンが外れてしまっても、「イヤホンを探す」機能で音を出せるので、紛失する心配もほぼありません。音質も睡眠用になっているのか、低音、高音がかなり丸く柔らかい音になっています。嫌な言い方をすれば特徴のない音質ですが、尖がないため、就寝時にはちょうどいい印象です。
販売価格は1万6990円。完全ワイヤレスイヤホンとしては、平均程度の価格でしょう。もちろん、就寝時以外にも使えるので、普段使いにコンパクトなイヤホンを探しているという人にはおすすめです。
さて、冒頭でも触れた通り、イヤホンはシーンごとに使い分けるのがおすすめ。特に今回試している2機種は、どちらもAnkerのイヤホンなので、soundcoreアプリで一括管理できるのが便利に感じています。アプリでは、接続確認やイコライザーの調節ができるほか、Soundcore Sport X20ではワークアウト時の呼吸の記録、Soundcore Sleep A20では睡眠に関する機能の設定など、専用の項目も用意されています。
製品ごとに設定項目は異なりますが、同じアプリでイヤホンの設定が一元管理できるので、無駄にアプリを増やす必要もなく、「イヤホンの設定はsoundcoreアプリで」とわかりやすいのも魅力です。
文中でも触れましたが、Soundcore Sport X20は9990円、Soundcore Sleep A20は1万6990円で、合計2万6980円。ハイエンドの完全ワイヤレスイヤホンと比べれば、合計しても安価と言えるでしょう。もちろん、気になる製品を単品で試してみるのもおすすめです。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Soundcore Sport X20 | アンカー・ジャパン | 9990円 |
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Soundcore Sleep A20 | アンカー・ジャパン | 16690円 |