本日の一品

足も使えば生産性2倍! 「USBフットペダル」で限界の向こう側へ

 人間には通常、最大でも2本の腕しかないわけで、パソコンを操作するのにキーボードとマウスを使うのが精一杯。この限界を打ち破るには腕を生やすか、念力を使うか、足を使うかしかない。ってことで、無難に足を使う方向でサンワサプライの「USBフットペダル」というアイテムを活用してみることにした。

USBフットペダル 400-MA214BK

 サンワサプライのUSBフットペダルは、1ボタン式と3ボタン式があり、それぞれに奥押しと手前押しの2パターン、計4製品をラインアップしている。今回選んだのは3ボタン式で手前押しのもの。奥押しと手前押しのどちらもそれほど使い勝手は変わらない気がするが、なんとなくデザインで選んだ。

ペダルの手前側を踏み込める。ストロークは浅め

 以前、本コーナーで「プログラマブルキーボード ミニ3キー」という製品を紹介したけれども、言ってみればそれを足で操作しやすくしたバージョンだ。

 使い方もそれと同じで、専用ソフトをパソコンにインストールしてからUSB接続し、そのソフト上で3つのボタンに割り当てたい操作を設定するだけ。足で踏み込めば割り当てた操作が実行される、というわけだ。

キー割り当て用のソフト
キーボードのキーの組み合わせを設定
マウス操作やカーソル移動の割り当て
マルチメディアキーやWebブラウザなどの操作も割り当てられる

 そもそも両手だと間に合わないような操作をするシチュエーションがあるのか、わざわざ足を使ってまで操作するようなことがあるのか、などと疑問に思う人もいることだろう。しかし、あるのである。たとえばWeb会議してる風のスクリーンショットを撮影するときだ。両手でろくろを回しながら話している姿は、どう頑張ってもスクリーンショットが撮れないではないか。

 タイマー撮影機能みたいなものを使えばいい、というツッコミはごもっともだが、こういうのはライブ感が大事なのである。まさに話している途中な感じの瞬間を切り取るには、タイマーでは不可能だ。足でなければいけない(断言)。

スクリーンショットなどを割り当ててみた
足元にセッティング
こんな風に両手でろくろを回していてもスクリーンショットがいつでも撮れる

 いや、だいたいWeb会議風のスクリーンショットを撮るというシチュエーションがないんだけど……という指摘もごもっともである。けれども、筆者の場合はだいたい1カ月に2回くらいはそういう仕事があるので、必要なのだ。あとはゲームプレー中のスクリーンショットとかも便利になるんじゃないだろうか。

 それと、デスク上のスペースを有効活用するという意味でも、操作系を足元に移動させるのは合理的。もちろんスクリーンショット以外にも、Copilotキー(Win+Shift+F23)を割り当てたり、マウス操作を割り当てたり、Webブラウザの進む・戻るなどに割り当てたりもできるので、工夫次第でいろいろ楽しく使えるはずだ。

製品名発売元販売価格
USBフットペダル 400-MA214BKサンワサプライ5980円