本日の一品

シンプルで誰にでも馴染む、無印良品のiPhoneケース&ハンドストラップを試してみた

 意外に思われるかもしれませんが、これまで無印良品からiPhoneケースは発売されてきませんでした。シンプルなデザインという点で相性が良さそうなだけに、この事実を知らない人も結構多いはず。

 そんな無印良品からついにiPhoneケース(と関連アクセサリー)が発売されたのは今月、10月のこと。ちょうど手元に対象のiPhoneがあったので、さっそく無印良品に赴き購入してみました。

ケースとハンドストラップが新たに発売されました

 今回、無印良品から発売されたのは、iPhone 14シリーズ・iPhone 15シリーズ向けのケースと、スマートフォンにあわせて使えるハンドストラップ。今回はiPhone 15用ケースとハンドストラップを購入しました。

 残念ながら最新のiPhone 16シリーズ向けのケースは用意されていませんが、直近2年間のiPhone全サイズ(14、14 Plus、14 Pro、14 Pro Max、15、15 Plus、15 Pro、15 Pro Max)が同時に発売された点は魅力です。

今回はホワイトグレーを購入してみました

 カラーバリエーションはダークグレー、ホワイトグレー、オレンジの3色で価格は690円と、いわゆる"型落ちモデル用ケース"という点を考慮しても安価。展開されているカラーはどれも「アースカラー」と呼ばれるような落ち着いたものになっていて、無印良品が大事にしているであろうシンプルさを感じさせます。

 ケース本体に使われている素材は再生TPU。通常のTPUと比べて環境に配慮したものになっているようで、質感や柔らかさが大きく変わっていることはありません。ケース表面は指紋の目立たないマットな仕上がりになっています。

色味はグレーに近く、コンクリートっぽさがある

 実際にiPhone 15(ブラック)に「ホワイトグレー」のケースを装着してみました。ほどよい柔らかさがあるので脱着も簡単で、耐衝撃性能も比較的信頼できそうです。少し残念だったのがMagSafeに対応していないところ。ケースを装着したままのワイヤレス充電(Qi)は問題なく行えますが、ケース内部にマグネットが搭載されていないため、対応アクセサリーは吸着力が弱く、基本的には使えないと思ったほうがよいでしょう。

カメラ周りの保護は最低限。カメラの大きなPro・Pro Maxではすこし不安かもしれない
TPUが画面側に高くなっていてディスプレイの保護性能は安心です
ボタンはケースの上から押すタイプで、人によっては押しにくさを感じそう

 とはいえ、価格面を考えれば完成度の高さは充分。特に「Plus」「Pro Max」といった、家電量販店でケースが販売されにくいモデルへも展開しているところは非常に嬉しいところです。

ハンドストラップは黒、ダークグレー、オレンジの3色展開

 ハンドストラップは、TPU素材ではなく通常のポリエステルを採用したもの。価格は790円とiPhoneケースよりも100円高いのが興味深いポイントです。

 ケースとiPhoneの間にDリング付きシートを挟み、Dリングにストラップを引っ掛けるというここ1~2年流行している仕組みを使っています。

大きめのシートが付属していて強度も安心
ケースが浮いてしまうところは気になる人もいそう

 装着してみると、意外とホワイトグレーとダークグレーの相性が良いことに気が付きます。この組み合わせなら仕事の場面でも目立たず使えそうです。ケースとiPhoneの間にシートを挟む作りの都合上、どうしてもシート分の厚みだけケースが浮いてしまう点は注意が必要です。

iPhone 16シリーズ用の発売に期待

 もっとも、MagSafeが使えない点を除けばおよそ1500円で充分使えるケースとストラップが揃えられるのは魅力的であることには変わりありません。個人的には最新のiPhone 16シリーズに対応したモデルが出てきてほしいなと思いますが、大半のiPhoneユーザーに適したアクセサリーといえそうです。

製品名発売元実売価格
再生TPU スマートフォンケース無印良品690円
ポリエステル ハンドストラップ スマートフォン用無印良品790円