本日の一品

1.5mの電源コード付きUSB充電器で出張が楽になった

 出張に持っていくUSB充電器に悩みます。押さえたい点はホテルの壁コンセントからしっかりと距離が保てること。そして、AC、USB Type-A、USB Type-A端子をそれぞれ複数用意していることです。

 なかなかこの条件にマッチする充電器はありませんでした。仕事柄、多くのデジタルデバイスを持ち歩いているので、キャンプとしてのホテルでの充電効率が非常に重要なのです。

 そんな中、個人的な決定版ともいえるモデルが出てきました。それがアンカーの「Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)」(実売価格6990円)です。

「Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)」。スリムな本体と長い電源コードが特徴。

 幅93×奥行き100×高さ19mmの薄型ボディを採用。ACコンセント×2、USB Type-A×2、USB Type-A×2を搭載しており、USB端子は合計最大出力65Wを実現しています。これをホテルの壁やデスクにあるコンセントに差し、使いやすい位置に置くというわけです。

 AC/USB充電器は立体的で大きな製品が多いのに対して、このモデルは本体がスリムなのかさばらないのが利点です。旅用としては同じくアンカーの「Anker 615 USB Power Strip(GaNPrime 65W)」を使っていたのですが、ACコンセントが裏表に1基ずつあるため、机の上でいまいち落ち着かない印象でした。さらに電源コードは0.9mと短め。ちょっと足りない、と思っていました。

 「Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)」は上面に2つのACコンセントを装備しています。コンセントプラグをさすとAC差し込み口が押し出される仕組み。しっかり奥まで差せるので安心です。しかも、電源コードが1.5メートルと長いんです! Anker615のように本体に巻き付けてコンパクトに持ち歩くことはできませんが、これが旅用としては非常に使いやすいポイントです。

AC差込口が浮き上がるのも面白い。

 ただし、欠点もあります。最大の欠点はUSB端子の合計最大出力です。USB Type-C端子1基のみの接続なら67Wで出力できるため、多くのノートPCなども充電できます。しかし、2ポート以上使う場合、45Wもしくは30W出力になります。

 このため、実際に使うときは、小型タイプのUSB充電器をACコンセントに差して、そこから大出力が必要なノートPCなどを充電。4つのUSB端子をスマートフォンやカメラなど、その他のデバイスを充電することに使いました。

4つのUSB端子。4つ全部同時に接続すると、左から20W、合計15W、30Wとなる。使う端子の組み合わせによって出力が変わるので注意が必要。

 これまで、何度も出張の荷物に延長ケーブルを入れ忘れてホテルで不便な思いをしたり、買いにいったことがあります(ホテルで貸してもらえたこともあります)。しかし、「Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)」があれば、大丈夫。よっぽど広い部屋じゃない限り、1.5mで充電はかなり楽になります。

製品名発売元実売価格
Anker Nano Charging Station(6-in-1, 67W)アンカー・ジャパン6990円