本日の一品

4ポート全部Type-Cの充電器で、順番待ちが一気に解消!

 USB Type-Cポートのデバイスがどんどん増え続けている。それとともにデバイスに付属する充電ケーブルも、両端がType-Cのものが多くなってきた。このままいけば、きっとType-Aポートは充電用としては絶滅するに違いない。

 てなわけで、時代を先取りするべく4つあるポート全部がType-Cポートの充電器、「Anker 547 Charger」を購入した。ただ「先取り」と言いつつも、実のところ製品発売は2022年なので最新モデルというわけではない。今はもっとコンパクトで高出力なモデルも登場している。でも、これがいいのだ。

「Anker 547 Charger」

 筆者的にポイントとなったのは、出力と数のバランスの良さ、それと充電器自体の形状だ。4つあるポートはそれぞれ最大100/60/20/20Wというスペックで、トータルの同時最大出力は120Wとなっている。

 1ポートのみ使うときは最大100W、4ポート同時に使うときは最大50/30/20/20Wに制限される。それでも、50Wというのは大半のUSB PD対応ノートPCの充電が可能な出力だ。

左から100/60/20/20Wの最大出力

 筆者の場合、ノートパソコン、スマートフォン、イヤフォン、スマートウォッチの4種類が普段使いしているデバイスで、今やそのいずれもがType-Cケーブルによる充電ということになってしまった。複数同時に充電するタイミングも少なくないので、これまでだと充電の順番待ちが発生することもよくあったのだ。

 でもType-Cが4ポートあって同時使用もできる本製品なら、そんな悩みも1台であっさり、すっきり解決できる。ノートパソコン(MacBook Air)は50Wもあれば稼働させながらでも充電されるくらいだし、スマートフォン(Google Pixel 8 Pro)は30Wが上限なのでジャストフィット。

 イヤフォンとスマートウォッチはせいぜい数Wだから、この2つは20Wのポートで充電すれば問題ない。これで日常の充電の悩みからすっかり解放された。

普段使いしているデバイス4つを一度にまとめて充電できちゃう

 でもって、もうひとつ重要だったのが充電器の形状。デスク周りで充電することを考えたときに、充電器自体の電源を長いケーブルで供給するタイプであることは筆者としては必須だった。

 Ankerの最新の充電器は軒並みウォールチャージャーで、コンセントに本体のプラグを差し込むタイプだが、これだと壁コンセント付近からUSBケーブルを長く延ばさなければならない(電源タップを使うとそれはそれで邪魔)。

 充電器本体は電源ケーブルで壁から離して設置し、その先のUSBケーブルは短いものを使えるようにしたい、という場合、本製品のような形状でなければならない。両面テープが付属していることからもわかるように、たとえばデスクの天板裏などに貼り付けて充電器を目立たせない、といったスタイルも想定されていて、設置に工夫の余地があるのも大事な点だ。

この電源ケーブルを長く延ばせる形状が重要
付属の両面テープを使って目立たない場所に設置できる自由度の高さもあったりする
手元近くに設置しやすいと、短いUSBケーブルでの充電もしやすい

 もちろん、今のところはまだType-Aなコネクタのケーブルで充電する機器もギリギリ残ってはいるので、既存の充電器がすぐに不要になるわけではない。けれど、とりあえず日常的に充電するデバイスについてはこれにて「上がり」。

 USB PDの240Wで充電が必要なデバイスとかが我が家に現れない限り、今後数年はメイン充電器として活躍してくれるはず!

製品名発売元販売価格
Anker 547 Charger (120W)Anker9990円