本日の一品

完全ワイヤレスイヤホンを収納充電できるスマートウォッチを買った

 ゲオ(GEO)といえば、かつてはDVDやCDのレンタルだが、昨今は環境に準じて、周辺機器の大型モニターやスピーカー、ヘッドフォン、はたまたカウチ系スタイルにマッチしたインテリアアイテムにお菓子までを扱うショップに変容している。

 そんなゲオでいわゆる完全ワイヤレスイヤホン(TWS、True Wireless Stereo)を収納して、同時に充電できるスマートウォッチ「TWS SMART WATCH」を見つけ、脊髄反射的に購入した。購入価格は6578円だった。

 TWS SMART WATCHは、電話着信やSMS、SNSなどの通知を受けたり、収納できるTWSイヤホンによる通話、スマホ音楽の再生コントロール、スマホカメラのリモートシャッターなどの機能を備えるスマートウォッチだ。

 昨今、流行りの健康管理(心拍数・睡眠モニター・歩数計・座り過ぎ通知)にも対応している。スマホアプリとの連携もできる。当然のことだが、腕時計としての一般的機能もサポートされておりウォッチフェイス(文字盤イメージ)の交換も専用スマホアプリと連携して行える。

 パッケージの中にはTWS SMART WATCH本体(TWSイヤホン内蔵)と専用4ピンのType-Aプラグ付き充電用ケーブル、交換用イヤーピース1組、取説が入っている。まずは、付属の専用USBケーブルでTWS SMART WATCHに充電することから始めよう。

 TWS SMART WATCH本体内蔵のバッテリーは260mAhで、TWS SMART WATCHに収納している左右両イヤホンの充電池(18mAh)の充電も同時に行うなら約2時間半で満充電となる。

 画面の照度設定やお知らせの数、イヤホンを使う頻度などによっても差はあるだろうが、駆動時間は、スペック上、およそ2日~5日らしい。

 TWS SMART WATCHに合体している左右のイヤホンは文字盤に向かって右側面からスライド式に出し入れする。

 右側面には3つのノブがある。中央の赤い円形マークが付いているリュウズがTWS SMART WATCHのオン・オフプッシュスイッチ。その上下に同じような丸いツマミの出ているのが左右のイヤホンだ。

 TWS SMART WATCHの2つのイヤホンは、ツマミを指先で持って引き出すことでTWS SMART WATCH本体から分離する。両イヤホンはマグネットでTWS SMART WATCH本体と合体しているので普通の扱いなら自然に落下して紛失することはないだろう。

 取り出した左右のイヤホンは、筆者が使う他社製イヤホンと比べてもかなりスリムで重量も実測2gと軽量で、耳への装着性も高いと感じた。

 TWS SMART WATCHと合体するTWSイヤホンは、イヤホンとして単独でスマホとペアリングする。TWS SMART WATCHのスマートウォッチとしての機能をスマホと連携するには専用アプリである「BrandFit」をGoogle PlayやApp Storeからダウンロード、インストールする。今回は筆者のサブ・スマホである「moto razr 40」に導入して使ってみた。

 TWS SMART WATCHとスマホとの連携は、ごく一般的なBluetoothによるペアリングだ。アプリで左上のメニューをタップするとTWS SMART WATCHとスマホの連携で実現できるスマートウォッチの機能一覧を見ることができる。

 まずは、ユーザープロファイルの入力と設定だ。主なところだけをかいつまんでご紹介することになるが、“通知”では、電話の着信やSMS、ユーザーの使う各種SNSを選び、バイブレーションによるリマインダーのオン・オフを設定できる。

 少し残念な点は、お知らせの最大表示数が8個までになっていること。それ以上のお知らせをスマホから受け取ると古い通知から消えていく。

 その他の設定を選ぶことで「座り過ぎリマインダー」や。腕にしたTWS SMART WATCHを自分の目の方向に傾けることによって文字盤が点灯して見える「モーション表示」を選べる。文字盤の点灯のタイミングが腕の回転の動きより、ワンテンポ、ゆっくりしているのがじれったい。

 ウォッチフェイス(文字盤の模様)の変更もサポートされている。種類は多くないが、スマホのアプリ上からお気に入りのウォッチフェイスをタップすればTWS SMART WATCH側に転送してくれる。

 TWS SMART WATCHと専用スマホアプリである「BrandFit」との連携アプリの中核機能は、アプリを見ている限り「エクササイズ」と「心拍数」、「血中酸素飽和度」の3つの健康データ管理のようだ。

 エクササイズ(歩数計や消費カロリー計算)と血中酸素飽和度は、問題なく動作しているようだが、どうも「心拍数」はそのデータをTWS SMART WATCHが取得した実際のタイムスタンプより1時間先の時刻を表示する癖(バグ?)がある。

 筆者は、当然ながら時間設定を日本標準時に設定しているが、心拍数の表示タイムスタンプだけはいつもパプアニューギニア時刻だ。

 また、血中酸素飽和濃度は右上のリロードボタンをタップしなくても最新データが反映されるが、心拍数データはリロードボタンを押さないと、いつまでたっても画面上に反映されない。

 もちろんリロードボタンによって最新データが反映されても測定時刻はパプアニューギニア時刻のままだ。また「Privacy Policy」をタップすると「Webページへのアクセス不可」となる。

 左右2個のTMSイヤホンをスマートウォッチの側面から引き出して耳に装着すると直ぐに音楽三昧できるのはなかなか嬉しい。健康管理データは医療系の専用デバイスと比べれば誤差はある。税別5980円でTWSイヤホンまで付いているので多くを望むのは間違っているだろう。

 TWS SMART WATCHには多くを望まず、モビリティ度の高いTWSイヤホンの充電母艦を腕に装着していて、現在時刻を見たり、ちょっとしたお知らせやアラーム、歩数計+アルファをエンジョイしたりできる、便利な腕時計と考えるべきだろう。細かなことを気にしない筆者は、腕時計に収納できるTWSイヤホンだけでそこそこ満足度は高い。

商品概要
商品価格購入
TWS SMART WATCH6578円ゲオ