本日の一品

畑の畝(うね)みたいなIKEAのスマホ・タブレットスタンド

Google Pixel Tablet用にスタンドをゲット

 Google Pixel Tabletはマグネット式で簡単に脱着できる標準の充電スタンドがウリ。でも、ずっとスタンドに装着して充電しっぱなしにするのはバッテリーにあまり良くなさそう。取り外してタブレット本体だけで使うようにしたいけれど、それにはやっぱりフツーのスタンドも必要だな、と思い、IKEAで見つけた新作スタンド「FAGNING」(ファーグニング)を買ってみた。

IKEAのスマホ・タブレットスタンド「FAGNING」

 全体がコルクでできたナチュラル感のあるこのスタンド、なんだか畑の畝(うね)のように見えなくもない。固いテーブルに置いて使うときは、表面に柔軟性のあるコルクなのでイヤな音を立てたりすることがなく、ちょっと雑に扱っても気にならないのがヨシ。写真だとわかりにくいかもしれないけれど、意外とサイズが大きく存在感がある。実測でだいたい幅175×奥行153mm、一番厚いところは50mmほど。その分大きめのタブレットでも、ちゃんと支えてくれそうだ。

素材はコルク
もはや畑の畝

 スマートフォンやタブレットは溝部分に差し込んで固定する。溝が2列あるので、タブレットとスマートフォンを2台同時に立てかけるのももちろんOK。セットする位置を左右にオフセットさせれば、2画面同時に閲覧・操作することも可能だ。スマートフォンを立てかけるだけなら4台でもいけるだろう。

スマートフォン2台とタブレット1台をセットしても問題なし

 ただ、溝がそこそこ深く、奥ほど狭くなっているので、端末を奥まで差し込むとほとんど直立状態になって姿勢によっては画面が見にくいかも。けれど、コルクに若干の滑り止め効果があるせいか、緩く立てかけるような使い方もできる。その意味では角度調整の自由度がわずかながらもあるので、画面の視認性確保は問題ないと思われる。

奥まで差し込むと垂直に近い角度になって画面が見にくいかも
少し浮かせるようにして立てかければ、ある程度寝かせられる

 が、それよりも注意したいのは、ジェスチャーナビゲーションで操作するときだろう。最近はAndroidもiOS(iPadOS)も、ホーム画面に戻るときやタスク切り替えをするときに、画面下から上方向にスワイプ操作するジェスチャーナビゲーションが主流だ。しかし、このスタンドに端末をセットすると、手前の“畝”に邪魔されて指が画面下端まで届かずスワイプ操作しにくいときがある。

タブレットを縦置きにしたときなど画面幅がスタンドより狭くなる場合、ジェスチャーナビゲーションに不都合が

 なので、基本的には画面下辺がスタンドからはみ出るようにして置くのがおすすめ。もしくは“畝”の上に寝かせて使ってもいいし、加工しやすい素材なので“畝”の一部を削り取って指を届きやすくするのもアリ……なのか!?

画面の下辺がはみ出ていれば、画面下からのスワイプ操作は問題ない
端末を寝かせて使うパターン
滑り止め効果があるのでこういう寝かせ方もできる

 そんなわけで、使いこなすにあたってはなかなか工夫しがいのあるスタンドだなあ、という感じ。水分や汚れに強く(汚れても目立たず)、端末自体も傷つけにくい柔らかなコルク製ということで、仕事デスクでも、ダイニングテーブルでも、あるいはキッチンでも、場所を問わず気軽に扱えるのもいいところだ。

Nintendo Switchもギリギリ立つ
製品名発売元実売価格
FAGNINGIKEA999円