本日の一品

充電器+スタンドで実売3000円前後、iPhoneとAirPodsを同時充電できる「W-MS03BK」

 メインのスマホとして「iPhone 13 mini」、さらに仕事用に「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」をサブで使用している筆者は、自宅内のあちこちにMagSafe充電器を置き、どこでも充電できるようにしている。今回、枕元にも充電器を1台追加すべく複数の候補をリストアップし、最終的に購入に至ったのが、今回紹介するエレコムの「W-MS03BK」だ。

パッケージ。最大出力はiPhone側が7.5W、AirPods側が5W

 Apple純正のMagSafe充電器の場合、本体の価格が実売5000円台で、立てて使うためのスタンドを追加するとなるとプラス2000~3000円が必要となり、トータルでは8000円前後の出費となるのが一般的だ。サードパーティ製の互換品ならもっと安く済ませられるが、磁力が弱いせいで軽く衝撃を与えただけで脱落したりと、問題を抱えていることもしばしばだ。

製品本体。スタンドと一体化した構造。約306gと重量があり安定性は高い
横から見たところ。いかにも角度を変えられそうだが、実際には固定となっている
iPhoneとAirPodsを同時充電できる

 本製品はその点、純正品ほどではないがマグネットの吸着力はかなり強力で、iPhoneを吸着させたまま横向きにクルッと回転させても脱落しない。こうしたサードパーティ製品間の見えない差については、十分に合格点をつけられる。またスタンド一体型でありながら実売で3000円前後と、コスト的にも大いにメリットがある。

 さらに本製品は、本体のベース上で「AirPods」をワイヤレス充電できる機能を備える。同様のギミックを備えた他製品では、「Apple Watch」も加えた3製品の同時充電に対応することが多く、Apple Watchを使っていない筆者には宝の持ち腐れだったが、本製品はiPhoneとAirPodsの同時充電に絞った最小構成で、筆者のニーズにぴったりだったというわけだ。それで十分という人は筆者以外にも多いのではないだろうか。

AirPodsは台座部分で充電する。ステータスは手前のLEDで判別できる
この写真ではiPhone 14 Plusを装着しているが、サイズは大きくても取り付けには余裕がある

 デメリットは充電速度で、MagSafe規格の15Wの充電には対応しておらず、その半分の7.5W止まりとなる。サードパーティ製のMagSafe互換充電器に共通するこの仕様、筆者の場合、枕元にセットして朝まで時間をかけて充電するという使い方ゆえ、速度面は特にネックにならなかったのだが、せっかく買うのであれば高速な充電をサポートしているほうが望ましいという人は、残念ながら候補には入らないだろう。

ケーブル先のコネクタはUSB Type-C。ボディに直付けされており交換はできない

 台座も十分な重量があり、枕元で使っても暗闇の中で倒れにくいこの製品、ユーザーによっては気になるかもしれないのが、首の部分が可動しそうに見えて角度が固定されていること、またボディカラーがブラックのみでホワイトがないことくらいだろうか。コストパフォーマンスの高いMagSafe充電器を探している人にオススメできる製品だ。

製品名発売元実売価格
W-MS03BKエレコム2991円
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