本日の一品
海苔用のシュレッダー、その名も「のりシュレッダー」でパーフェクトな刻み海苔が完成
2023年1月11日 00:00
今やシュレッドするのは機密情報が書かれた紙だけではない。海苔もシュレッドする時代なのである。年末年始の年越し蕎麦タイミングからは微妙に遅くなってしまったが、この冬、筆者は完璧な刻み海苔を簡単につくれるという「のりシュレッダー」を手に入れた。
ざる蕎麦に欠かせないのが刻み海苔。刻み海苔をつくるときは、何重かに折った海苔をキッチンばさみで切ったり、手でちぎったりしていたかもしれないが、それだと面倒だし、美しい刻み海苔にはならない。そこで「のりシュレッダー」の出番だ。これがあれば紙をシュレッダーで裁断処分するのと同じくらいの簡単さで、均等な細さの刻み海苔があっという間にできてしまう。
使い方は、海苔を差し込んで白いノブを回転させるだけ。全形海苔だとそのまま差し込めないので、半分に切るという手間だけはかかるが、細かい溝が幾重にも並んだプラスチックの歯に巻き込まれると、ザリザリという音とともにほっそーい海苔が落ちてきて、ちょっと感動するほど。できあがった刻み海苔は蕎麦にまぶしてもいいし、丼物とかの料理に軽く載せるのも見栄えが良くなってサイコーである。
しかし今回、刻まれた海苔を受ける容器付きのバージョンを購入したのだが、結果的には容器付きである必要はなかった。というのも、容器の上でシュレッドしても、よほど慎重に作業しない限り海苔がこぼれてしまうのだ。付属の容器は使わず、もっと大きな入れ物の上で作業するか、蕎麦などの上で直接シュレッドした方がいい。容器付きではないバージョンだと値段もさらに安価だ。
それと少し気になるのが、内部の歯に挟まって出てこない海苔もそこそこあること。ノブをぐりぐり細かく動かすことである程度排出できるが、どうしても内部に残るものもあって、それらをいちいち爪楊枝などで取り出すのはかったるい。いっそのこと諦めて水で流して洗ってしまえばいいのだが、なんだかもったいないと思ってしまうのは貧乏性だろうか。
そんな後処理の面倒さだけがネックではあるけれども、とにかく、キッチンばさみなんかではまず不可能なクオリティの刻み海苔が素早く、簡単につくれるのはうれしい。おかげで蕎麦のおいしさも倍増しになって大満足である。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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のりシュレッダー 容器付き | 曙産業 | 1332円 |