本日の一品

実売なんと110円、バッグをテーブルに吊るせて折りたたみも容易なダイソーのフック

 飲食店などで、手持ちのバッグの底が床につかないようテーブルに吊るしておくバッグフックは、意外と長い歴史のある製品だ。特に近年はコロナ禍で注目されているのか、かつてより多種多様な製品を見かけるようになった。低価格化も進み、100円ショップでもさまざまな製品を目にするほどだ。

 今回紹介するダイソーのバッグフック(スクエアタイプ)は、通常は四角く折りたたみ、真ん中から開くとテーブルにバッグをぶら下げられるフックへと早変わりする製品だ。ABS樹脂製で強度は高く、買い物袋はもちろん、ノートパソコン用のバッグなどもそのまま吊り下げられる。

飲食店などでバッグの底が床につかないようテーブルに吊るしておける
ダイソーで販売されている。カラーバリエーションも豊富だ
ふだんは四角く折りたたんで持ち歩く。バッグの取手にぶら下げておくのもありだ
展開するとバッグフックになる

 先端部分にはマグネットが取り付けられており、未使用時には四角くなった状態をキープできる。バッグの持ち手などに取り付けてそのまま持ち歩けるなど、性格的にはカラビナに近く、めったなことでは脱落しない。

滑り止めのゴム。こちらをテーブル側にひっかける
反対側にはバッグの取手が脱落するのを防ぐ返しがついている

 この製品、外見が酷似した品が市販されている。四角く折りたためる構造はもちろん、滑り止めのゴムの配置、バッグの取手が脱落するのを防ぐフック先端の返しまでそっくりだ。本製品との関連は不明だが、実売1000円弱とやや高価なのに対して本製品は110円と安く、リーズナブルさでは圧勝している。

 ただしそのぶん耐荷重は10kgではなく5kgと控えめで、またひとまわり大きいLサイズ(耐荷重15kg)のバリエーションも存在しない。ノートパソコンに加えてさまざまなガジェットをバッグに入れて持ち歩いており、耐荷重5kgではやや不安という人は、より耐荷重が高く、サイズのバリエーションがあるそちらの製品を選んだほうがよいかもしれない。

口の広さは約8cm。たいていのテーブルには取り付けられるだろう
バッグの取手をひっかけるため、テーブル下の口の部分はある程度の余裕が必要になる

 なお両製品に共通するのは、カラーバリエーションが豊富なこと。手持ちのバックに合わせて色を選ぶこともできるので、バッグごとに合った色を購入し、それぞれのバッグに入れておくという使い方もあるだろう。ファーストフードや喫茶店など、客の入れ替わりが激しく床が汚れがちな飲食店に出入りする機会の多い人に、おすすめしたいアイテムだ。

製品名実売価格発売元
バッグフック(スクエアタイプ)110円ダイソー