本日の一品
手がふさがっていてもさわやかさを感じられるHAPiNS「ハローマルシェ ハンズフリーファン」
2022年7月21日 00:00
梅雨が明けた。例年より早いだけでなく、気温の上がりかたもかなり厳しい。「いつどこでも風を浴びていたい」――汗っかきでなくとも、今年のこの暑さではそう思うことだろう。
その願いを叶えてくれるのが、HAPiNS「ハローマルシェ ハンズフリーファン」だ。
ハローマルシェ ハンズフリーファンは、付属のネックストラップを取り付ければ首かけタイプ、背面のクリップを使えばベルト式、スタンド付属の“フタ”を開けば卓上タイプになる3WAYハンディファンだ。
サイズは7.8×3.8×11.8cm、重さは約150gで、一見すると、少し前の1万mAhクラスのモバイルバッテリーのよう。しかし、首から下げていれば、厚みはともかく、社員証のように見えなくもない。
アイボリー×ネイビー、または薄グレー×グレーのツートンカラーで、甘さ控えめのイラストとあいまって、ある程度年齢を重ねた人でも抵抗感なく使えそうである。
内蔵バッテリーの容量は2000mAh。弱モードの風量で最大7.5時間、中モードで4.5時間、強モードでも最大2時間使用可能だ。
税込で1650円という価格のわりに優れているなぁと感じたのは、表側下部の丸い小窓に風量モードと%でバッテリー残量が表示されること。電源兼風量切り替えボタンを押すごとに「01」「02」「03」と、風量を確認可能。数秒すると、バッテリー残量表示に切り替わる。
そのおかげで強モード、つまり03では駆動時間が最大2時間なので、半分を切ったら残り時間が1時間になってしまう。そんなときに「ここは中モードで我慢しておこう」、「帰宅まで45分くらいの道のりなので強モードで爽やかさ優先にしよう」と、細かな調整ができる。
また、充電ポートがUSB Type-Cタイプであるというところもお気に入りだ。万一、出先でバッテリー残量がなくなったとしても、手持ちの充電用ケーブルでしのげるからだ。充電時間は約2.5~3時間。取材中、あるいはカフェなどで作業している間に、次の場所へ移動する間の風を確保できるだろう。
実際に、首から下げて使うと、心地よい風が胸元からスーッと上がってきて、顔回りの気温を下げてくれる。首やアゴの汗が冷えるし、気化熱の作用で体表面の温度が下がる。マスクから上、つまりおでこの辺りまで風が届かなくても、手で持ち上げて重点的に当てればいい。不意に手を離したとしても、ネックストラップで首から下げているので落ちることがない。これもものをすぐに落としてしまう筆者にとっては地味にありがたい仕様だ。
目立たない使い方としてズボンのウエスト部分にクリップで取り付ける、“なんちゃって空調服”も試してみたが、上衣が吸気のじゃまになり、思ったほど風量を得られなかった。ハローマルシェ ハンズフリーファンの下半分ほどが見えるようなシャツであれば、もしかしたら服の中を流れる風を感じられるのかもしれない。
もっとも、最近ではハンディファンやネックファンが市民権を得ているため、首から扇風機を下げたところで、奇異な目で見られることもないだろう。ハローマルシェ ハンズフリーファンは、今年の夏を乗り切るための、良き相棒になってくれそうだ。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
---|---|---|
ハローマルシェ ハンズフリーファン | HAPiNS | 1650円 |