本日の一品
メトロからごみ箱がなくなるなら、キングジムのごみ箱ポーチ「ホルポ」を持ち歩くしかない
2022年3月9日 00:00
2022年1月、東京メトロが駅のごみ箱をすべて撤去するという報道があった。鉄道に限らず公園やショッピングモールなどでもごみ箱を見つけるのが難しくなってきている印象がある。もちろんごみ箱を設置する側にはそちらの事情があるわけで、しかたないのだろうが、使う方としてはまあ不便になっているなと思う。
ティッシュやうっかり受け取ってしまったチラシ、コンビニでおにぎりやパンを買った時のビニール包装や紙おしぼりなど、可能ならすぐに捨ててしまいたい物は多い。ティッシュや紙おしぼりなどの湿ったごみはポケットやバッグにそのまま入れるわけにもいかないので処分に困ってしまう。筆者は幸いなことに花粉症ではないのでティッシュがたくさん出るようなことはないのだが、それでもごみが出ないわけではない。
そんな用途のために、オフィス文具などでおなじみのキングジムから携帯できるごみ箱ポーチが発売された。名前は「ホルポ」。中にビニール袋を入れられるポーチだ。もちろん単にビニール袋が入るだけでなく、いくつかの工夫がなされている。
ホルポにはスタンダードサイズと二つ折りサイズの2種類があり、今回は二つ折りサイズを選択した。二つ折りサイズも開いた時の大きさはスタンダードサイズと変わらない。二つ折りにするとちょうどポケットティッシュくらいの大きさで、ポケットティッシュを入れるポケットも付いている。
ポケットのサイズは普通のポケットティッシュがぴったりの大きさなので、たまに見かける正方形っぽい大きさのポケットティッシュや、よくあるポケットサイズのウェットティッシュは入らないと思ったほうがいいだろう。小さめのウェットティッシュなら入れることができた。
そしてホルポがごみ箱ポーチと言われるゆえんが内蔵できるビニール袋の存在だ。ポーチにファスナーが付いていてロール上のビニール袋をセットできる。ファスナーの反対側には板ばねの入ったばね口(くち)があり、ビニール袋を固定できるようになっている。ごみを入れたい場合は、ばね口を開いて入れればよい。
実際に使ってみると、良い店と残念な点があることが分かった。良い点はごみ箱の存在を気にしなくてもいいところ。ごみ箱をいちいち探さなくてもよいだけでなく「あの時に捨てておけばよかった」と気にする必要がなくなるのも良い。またアルコール入りウェットティッシュを入れておけば手やテーブルを拭いて、そのまま入れておくこともできる。
残念な点も挙げておこう。まずはサイズによるものだ。ビニール袋ロールの厚みがそこそこあるので中が空でもそこそこの厚みになってしまう。ただごみを入れると全体的に厚みが出てくるので気にならなくなるかもしれない。また、入れられるティッシュのサイズが限られるのも残念だった。コンパクトにできることを考えて2つ折りタイプを買ったのだが、折らないスタンダードサイズのほうが使いやすそうだ。
もうひとつ、ストラップなどを付けられるようなループがあれば鞄の中に固定できて便利かなと思った。
初めての製品ゆえの惜しい点もあるが、花粉症の時期が始まっているということで必要としている人は多いのではないかと思う。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
---|---|---|
ホルポ 二つ折りサイズ | キングジム | 1848円 |