本日の一品

リュックサックに取り付けてハンズフリーで動画が撮れるスマホホルダー

ショルダーベルトに取り付けた状態。真正面、正対する方向を録画できる

 両手がふさがった状態で、スマホで動画を撮影したい場合に使われるのが、首にかけるスマホホルダーや、ヘッドマウントのオプションだ。もっともこれらの方法では、撮影をしていることが周囲からも丸分かりで、非常に目立ってしまう。街中で撮影を行う場合はやや気まずい。また体積が大きく、かさばりがちなのもネックだ。

製品パッケージ。本体色はブラックのみ
スマホを挟むホルダーと、ベルトに取り付けるクリップの2パーツ構成

 そうした意味で、今回紹介する「薄型クリップ付きスマホホルダー」は、普段使いにお勧めできる逸品だ。これはリュックサックのショルダーベルトに固定し、スマホを取り付けてハンズフリーでの撮影が行えるホルダーだ。ウォーキングしながら街中の様子を捉えたり、山を登りながらその行程を動画に収めたい場合にぴったりだ。

合体させた状態。コンパクトゆえバッグの中に放り込んでおいても邪魔にならない
クリップでリュックサックのベルトに挟み込んで固定する構造

 構造は単純なクリップ式で、ショルダーベルトに挟み込んだのち、ホルダーにスマホを取り付けるだけ。どちらも挟み込むだけなので、あまり強い衝撃を与えると脱落する可能性はなくはないが、軽いジョギング程度までならば問題ない。もっともあまり動きが激しいと手ブレして映像が見られるレベルでなくなるので、基本的には徒歩での利用が前提だろう。

スマホホルダー。手で引っ張ってスマホを挟み込む
最大まで引っ張ったところ。約55~75mm、4.7~6.5型までのスマホが装着可能とされている

 ホルダーの可動部は水平方向、ドアを開くような動きに加えて、縦位置と横位置を切り替えることもできる。体に密着した位置で固定するので、撮影中のステータス表示や、どのようなアングルで撮影されているかを確認しようにも、画面が見えづらいのがややネックだ。

斜め方向から見たところ。ボールジョイントほどではないものの角度調整の自由度はそこそこ高い
実際の視点からはこのように画面がほぼ見えないので、ある程度大雑把な撮影のほうが向いている

 そのため厳密な画角が要求される用途には向かず、なるべく広角に設定した上で、大雑把に撮れていればいい、という使い方のほうが向いている。どうしても収めたい被写体は、ホルダーの向きを変えるのではなく、自らその方角を向くという使い方だ。これならば、画角を確認しようと無理に覗き込んで、向きが変わってしまう心配もない。

 このように使い方には多少のコツが必要なのだが、それらさえ身につければ、手軽にハンズフリー撮影を可能にしてくれる逸品としておすすめだ。バッグの中に入れておくにしてもコンパクトなので、冒頭で挙げたマウントオプションと比べて、邪魔になることも少ないだろう。

製品名発売元実売価格
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