iPhone 12/13シリーズユーザー必見、AnkerのMagSafe対応充電器「MagGo」シリーズ

　最近、iPhone 12/13のMagSafe充電に対応した製品の広告をよく見るような気がする。と思ったら、これらはすべてアンカーのMagSafe対応製品「MagGo」シリーズの製品だったということを、本誌の記事を読んで知りました。

　筆者としては使用感なども気になるところでしたが、幸い編集部よりMagGoシリーズの3製品をお借り受けすることができたので、使用感などをご紹介していきたいと思います。

2つの機器を同時に充電できる「Anker 623 Magnetic Wireless Charger」

Anker 623 Magnetic Wireless Charger。本体上部がMagSafe対応の充電器になっています

　「Anker 623 Magnetic Wireless Charger」は350mlの缶飲料を縮めたようなサイズの据え置き型充電器です。

　天頂部の円盤がMagSafe対応の充電器になっており、これを前面にスライドさせ、ぺたりとiPhone 12/13シリーズを貼り付けて充電することが可能になっています。

MagSafeにiPhone 12/13シリーズをぺたりと貼り付けて充電できます。画像は筆者のiPhone 12 mini

　一見すると不安定な形ですが、本体そのものがずっしりと重たく安定しているので、iPhoneを貼り付けてもグラつくことはまったくありませんでした。iPhone 12/13 Pro Maxのような大型サイズのものでも大丈夫そうです。

　さらに面白いのが、スライドする円盤の下側もワイヤレス充電器になっているところ。

　この部分はMagSafe非対応ながら、iPhone SE（第2世代）やAirPodsのケースなど、無線充電に対応したスマートフォン・ワイヤレスイヤホン製品を同時に充電できるようになっています。

スライドする天頂部の下もワイヤレス充電器になっているので、AirPods Proや無接点充電対応のスマートフォンを充電できます

　本体が小ぶりで、電源をUSB-C経由で供給できるなど取り回しも簡単なので、職場などに持って行ってひとつ備えつけておくのには最適な製品だと思います。

車載用のMagSafe対応充電ホルダー「Anker 613 Magnetic Wireless Charger」

Anker 613 Magnetic Wireless Charger。アームの基部をダッシュボードに接着するタイプの車載スマートフォンホルダーです

　「Anker 613 Magnetic Wireless Charger」は、車載用のMagSafe対応充電器です。

　車のダッシュボードに粘着面を貼り付け、アームの先に付いたMagSafeの接点にiPhone 12/13を磁力でホールドして充電しながら使用できます。

　車載用のMagSafe対応充電器はエアコンの吹き出し口に直接取り付けるものが多いように思います。筆者が所持しているものもそうです。

　それはそれで別に良いのですが、エアコンの吹き出し口の位置や角度によってはスマホを望ましい位置に設置できないことがあります。

　本製品の場合、ダッシュボードに貼り付ける位置を調整すれば、アームの長さや角度を活かして最適な場所にMagSafe充電器の設置箇所を持ってこれます。

こんな感じでダッシュボードに貼り付けて使います。MagSafeでガッチリ固定される割にアームの先端が自由に動くので、角度などを調整しやすいです

　MagSafe充電器が付いたアーム先端がボールジョイントになっていて、くっつけたiPhoneの向きや角度を軽い力で変えられるのも良い感じに思いました。

　筆者はiPhoneのカーナビアプリを常用しているので、見やすく操作しやすい角度に設置できる車載用ホルダーは大歓迎です。

　ちなみに本製品、USB Type-A・USB-Cポートを備えたシガーソケットアダプターも付属します。これ一つで車載用の充電環境を整えることができるあたりもオススメです。

これ一台でOK！　電源ハブ搭載のMagSafe対応充電器「Anker 637 Magnetic Charging Station」

Anker 637 Magnetic Charging Station

　3製品の中で、思わず「この発想はなかった」と声が出てしまったのが、最後にご紹介する「Anker 637 Magnetic Charging Station」です。

　丸っこいデザインで小型のスピーカーのようにも見える本製品、MagSafe対応充電器であると同時に、ステーションの名前の通り電源ハブでもあるのです。

背面にコンセントの口とさまざなな充電ポートを備えた電源/充電ステーションになっているのが特徴です

　前面に備え付けられた円盤は、iPhone 12/13を磁力で接着できるMagSafe充電器です。

　製品の特徴はその背面で、100Vコンセント×3、USB Type-Aポート×2つ、USB-Cポート×2つを備え付けた電源ステーションになっています。

　MagSafe充電は便利なのですが、机の上にタブレットや予備のスマートフォンなど、ほかにも充電したいものがある場合、結局USB電源タップを別に用意して横に置いて充電しなければならず、なんだかなあ……といった気分になりがちです。

MagSafeによる充電のほか、机上のさまざまな機器の電源を一台でまかなうことができるのは便利です。Amazon Echo Dotと並ぶと兄弟のようでもあります

　機器を全てMagSafeに対応させることはできませんが、本製品があれば電源タップを1つ、USB電源タップも含めれば2つ減らせます。

　USB充電が可能なものならだいたい本体の背面に挿せば良いだけですし、なんならノートパソコンや外付けディスプレイの電源もここから供給できます。

　ただ、MagSafe充電器に貼り付けるiPhoneを、机の上の手の届くくらい手前に持ってくると、背面にぶらさげたケーブル類まで一緒についてきてしまいます。

　そのため、ある程度は机の端っこに置く必要があるのが痛しかゆしといったところではありますが、机の上の充電タップ類の増殖にお悩みの方には、オススメの一品です。