本日の一品

AirTagの保護ケースと保護フィルムがついに百均に登場。さっそく試してみた

 Appleの忘れ物防止タグ「AirTag」が登場して早半年。登場直後はバッグなどに取り付けるためのホルダー類は純正品しかなかったが、その後はサードパーティーの参入により、よりバリエーションに富んだ製品が見られるようになった。

 そしてこの秋口からは、とうとう百均でも、こうしたAirTag関連のグッズを目にするようになったので、試しに保護ケースおよびフィルムの2つを試しに購入してみた。発売元はいずれもアットキューで、ダイソーで取り扱われている。

 まずは保護ケース。素材はシリコンで、AirTagをはめこむことにより、落下時にキズがつかないよう防止するための品だ。Appleのアクセサリガイドラインでは、AirTagケースの前面と背面は、スピーカーのアラーム音が聞こえるようにするため必ず穴を開けなくてはならないとされているが、これも問題なくクリアされている。

 素材が素材なのでややチープなことは否めないが、端の部分に厚みがあるせいで、AirTagを置いた時も地面に直接つかないなど、保護性能は高い。簡単に取り外せるので故意に抜き取られないか注意する必要はあるが、普通に使っていて脱落することは考えにくい。

 またワンパッケージには2つのケースが封入されているので、実質的には1個50円と、コストパフォーマンスは抜群だ。カラビナが付属しているので、キーホルダーなどにも取り付けられるのもプラスだ。

左がシリコン保護ケース(AT-CSAT02)、右が保護フィルム(AT-FLMAT01)。発売元はいずれもアットキュー
AirTag本体(左)を、シリコン保護ケース(中)、カラビナ(右)と並べたところ
シリコン素材なのではめ込むだけで取り付け完了。厚みはかなりある
裏側。中央部は空いた状態になるが、これはAppleのガイドラインに沿った設計
カラビナを使ってキーホルダーなどに取り付けられる。カラビナの強度はあまりない

 もうひとつのフィルムは、むき出しになったAirTag前面と背面に貼り付けて擦り傷を防止するための品だ。裏の剥離フィルムをはがしてAirTagに貼りつけ、指で押さえて空気が抜けたら表面のフィルムを剥がして完成という、ほかのサードパーティ製品と変わらない仕組みだ。

 AirTagは表面が曲面なので、こうしたフィルムは伸縮性のある素材であることが求められるが、本製品はそうした点も問題なくクリアしている。表面と裏面の2枚1組がワンセットで100円ということで、前述の保護ケースと数を揃えるには2パッケージを購入する必要があるが、それでも単価的には激安だ。

 どちらの製品も機能としては最低限だが、AirTag自体がわずか3,800円で買えてしまうところ、それを保護するケースやフィルムが千円以上するようでは、コスト的にはかなりバランスが悪いし、AirTagを複数導入するとなると、それが2倍、3倍とかかってしまう。

 100円あれば買えてしまうこれらのアクセサリは、そうした意味ではぴったりの製品と言える。AirTagは裸の状態で使っていると、ちょっとしたことで表面にキズがついてしまうこともしばしばなだけに、コストを掛けずにAirTagを保護したいユーザにおすすめしたい。

保護フィルムは表裏が各1枚ずつと、クリーナークロスのセット
クリーナークロスで取付面を拭いたあと、剥離フィルムをはがして貼り付ける
空気を抜き終わったら表面を保護しているフィルムをはがして完成だ
伸縮性のある素材で曲面部まできちんと貼り付けられているのが分かる
この「2枚組」というのは表裏の2枚組という意味で2セットではない。やや紛らわしいので注意
製品名実売価格発売元
シリコン保護ケース(AT-CSAT02)110円アットキュー
保護フィルム(AT-FLMAT01)110円アットキュー