本日の一品
ルーターやハブにつないだLANケーブルを無理なく手前に引き出せる「L字型LANケーブル」
2021年10月13日 00:00
ケーブルを狭い場所で配線をすると、引き出す向きによっては、ケーブルの根元自体が折れ曲がったり、無理な力が加わることによって断線したりと、トラブルにつながることもある。
そうしたことから、USBケーブルやHDMIケーブルでは、コネクターがあらかじめ90度曲がったL字になっていたり、あるいは角度を調節したり回転させられる製品が市販されている。
今回紹介するのは、これらと同じ発想で作られた、コネクターが90度折れ曲がったLANケーブルだ。これをRJ45ポートに挿すと、通常ならばまっすぐ伸びるケーブルが、上または下方向に延びる形になる。これならば、ルーターやハブの背面に挿したケーブルを、無理なく手前に引き出せるというわけだ。
RJ45規格のコネクターは上下の向きが決まっているので、反対方向に曲げたいからといって、上下をひっくり返して挿すことはできない。そこで本製品は、片方のコネクターは上向き、もう一方は下向きのコネクタを用意することで、そのどちらかを使えば、ニーズに対応できるようになっている。
実際、スイッチングハブやルーター、パソコンのマザーボードでは、RJ45ポートの実装が裏向きになっている場合もあるので、この仕組みは役に立つ。もちろんこれだと、もう一方は意図したのと違う方向にケーブルが伸びる可能性はあるわけだが、こうしたL字型のケーブルをまず導入して様子を見るためのとっかかりとしては悪くない。
またネットで探すと、本製品と同じ発想で作られたL字型ケーブルで、一方が通常のストレートタイプのコネクタを採用している製品も存在する。決してメジャーな製品ではないが、価格もそう高価ではないので、ネットワーク機器周りの配線がうまくいかずにイライラしている人は、自身の環境で役立つモデルがないか、確認してみてはいかがだろうか。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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L字型LANケーブル | FUJIMORI | 698円 |