本日の一品

使えるステーショナリー系USBメモリーをペンケースに

 世界初のUSBメモリーが登場して既に約20年くらいの年月が経った。最初はたった8MB程度で登場したUSBメモリーも今では1TBクラスのものがどこでも普通に手に入る時代となった。

 数字だけ見ていると、さほど大きな成長ではなさそうにも感じる。しかし、2021年には本体たった一つで1TBの容量を実装しているUSBメモリーだが、2000年頃のテクノロジーでは同じ容量を持つには12万5000個のUSBメモリーが必要だった。おそらく軽トラックならUSBメモリーだけでいっぱいになりそうだ。

USBメモリーは登場してから約20年でその容量は125000倍にもなった
多くの機能だけのUSBメモリーを断捨離すると個性的な製品が見えてくる

 文字から、静止画、動画、それらの高解像度データを必要とする社会変化が実現してしまった高密度技術が成しえた現実だ。しかし安価で高速なWANの進化と実用化によるデータのネットワーク共有が当たり前となった現代、オフライン使用がメインのUSBメモリーの特徴は大容量では無くガジェット的な側面が脚光を浴びる時代になった。

 ここ20年ほどで数えきれないほどさまざまなUSBメモリーをコレクションしてきた筆者だが、最近は同じようなモノの多くを断捨離した。また時代変化につれてUSBメモリーも本来の容量だけがウリではなくなり、さまざまな分岐成長の工夫を余儀なくされてきた。

 相変わらず容量第一という市場も少しは存在してもコスパが最優先され、そのほかは、ウケ狙いのガジェット系、デザイン重視系、ステーショナリー系などやそれらのミックス系商品が確実に増加してきている。

 そんな中で今回ご紹介するのは、ありそうで実際にはほとんど見かけることのない“ステーショナリー系”USBメモリーアイテムだ。

 ステーショナリー系USBで特に印象深いのは、USBメモリーが登場した当時にアーミーナイフの世界では有名なVICTRINOXが自社の十徳ナイフの要素の一つとしてUSBメモリースティックを加えたモノだった。

数少ない道具系、ステーショナリー系USBメモリー

 今も継続販売している商品ではあるが、最近は時代を反映して16GBクラスに成長してきている。筆者がずっと愛用しているのはたった64MBの初代モデルだ。昔も今も航空機内に持ち込めないのが理由で出番がほとんど無いのが残念だ。

デザインコンシャスなステーショナリー系USBメモリー
短い定規ファンならT193 USBメモリーは食指が動くかもしれない

 今回ご紹介するのは、数少ないステーショナリー系USBメモリーの中でもごく最近手に入れた「定規」「分度器」「ルーペ」の3つの機能を搭載したUSBメモリー「T193」だ。筆者のように外形サイズの短い定規好きには最適のUSBメモリーだ。

 製品ラインアップでは最大メモリー容量は128GBだったが、実用度よりコレクション性を重視する筆者が選んだのは最小の32GBモデル。

イメージとしてはよく似た2つ。分度器はいずれも15度刻みでクリック感あり
いっぱいまで広げると12㎝定規となる
15度刻みでクリック感のある分度器機能。現在は30度

 普段は折りたたんだ状態のT193を広げてまっすぐにすると12㎝の物差し、定規となる。元通り折りたたんで行く過程で角度を測ることの出来る分度器となるが、基本的にクリック感のあるところで停止するなら15度刻みの測定となる。もちろん慎重に操作すれば途中の角度も測れないわけではない。

 ルーペ機能は中央の丸い小さな部分だ。物理的な視野面積は広くは無いので、雑誌や新聞等の大きな面積を読むのには全く適していないが、部分的に小さな箇所をチェックしたりするには使えるだろう。

中央の丸い部分はルーペとなる
マグネットが仕込まれていて金属面にくっつく

 T193本体の一部にはマグネットが仕組まれているので、オフィスのホワイトボードや家庭の冷蔵庫などに吸着させて使用することも可能だ。USB3.2 Gen1対応のT193はオフィスでも家庭でも、そしてコンパクトに折りたたんでペンケースの中でも活躍できる数少ないステーショナリー系USBメモリーでもある。

T193を仲間に迎えてやっと4つになった筆者の道具系USBメモリーコレクション
製品名発売元購入価格
T193 USBメモリーTEAMGROUP1080円