本日の一品

2000円前後と格安、スマートプラグと組み合わせての運用に適したサーキュレーター

 家電製品と組み合わせ、スマホやスマートスピーカーから電源をオン・オフできるスマートプラグが、ここ1~2年で相次いで登場している。できる操作は電源のオン・オフのみとはいえ、リモコン機能のない家電を離れたところから操作できるようになるので何かと重宝する。

 さて、こうしたスマートプラグがあることを前提に、新しく家電製品を買う場合、やたらと高機能な製品よりも、物理スイッチを搭載したシンプルな家電製品を選んだほうが、リモートで動かしやすく、かつコストも安くて済む場合がある。今回筆者が購入したTEKNOSのサーキュレーターがまさにそれだ。

15cm3枚羽根のメカ式サーキュレーターで、中以上の風量はかなりのものだ
500mlペットボトルとの比較。USB駆動の扇風機と比べると背丈はかなりある
丸っこいボディが特徴。大きさはサッカーボールやバレーボール程度だ
横から見たところ。真上に向けることもできる

 本体には、電源と風量調整を兼ねたロータリースイッチが付属しており、ここで指定した風量は、コンセントを抜き差ししてもそのまま維持される。そのため、ここにスマートプラグを追加すれば、リモートで送風のオン・オフが可能になるというわけだ。

電源スイッチはロータリー方式で、コンセントを抜き差ししても同じ風量で運転が再開されるので、スマートプラグと組み合わせての運用に向いている
Amazonのスマートプラグと組み合わせたところ。この状態でスマホもしくはスマートスピーカーから電源のオン・オフが可能だ

 また、スマートプラグ側の機能を使って、指定した曜日の特定の時間帯だけ運転することもできる。タイマーをあらかじめ内蔵したサーキュレーターは、何時間後にオン、何時間後にオフといった単純な設定しかできないので、むしろこちらのほうが、高度な操作ができることになる。このほか、外部の温度センサーとの組み合わせで、気温と連動しての運転も可能だ。

 そして何よりメリットなのが価格だ。本製品は直販ストア価格が1950円、他のネットストアでも2000円前後と格安で、スマートプラグと合わせても5000円あればお釣りが来てしまう。首振りの調節など、電源オン・オフ以外の操作ができないのはデメリットだが、オートメーションの設定でほかの家電と併せてワンボタンで制御したりと、こちらのほうが生活スタイルに向いている場合も多いだろう。

 最近は、さまざまな家電製品がスマート機能を搭載しつつあるが、スマートプラグさえあれば、必ずしもそれにこだわって製品を選ぶ必要はない。旧来の単機能な製品のほうが、使い勝手がよい場合もある、そのようなことを思い知らされる製品だ。

製品名発売元実売価格
TEKNOS 15cmメカサーキュレーター SAK-13千住1950円