本日の一品

厚みがなくかさばらない、ノートパソコンに底面に貼り付けられる折りたたみ式スタンド

 MOBOの「ORIGAMI STAND for Laptop」は、ノートパソコンの底面に貼り付けられる、折りたたみ式のノートパソコンスタンドだ。広げた状態では1枚のシートだが、折り目に沿って組み立てることで、2段階の角度をつけられるという製品だ。

本製品を取り付けた状態。ノートパソコンに角度をつけて打鍵できる

 そもそも、なぜノートパソコンをスタンドに載せるかというと、キーボードに角度をつけて打ちやすくするためだ。最初は違和感があるが、しばらく使っていると、角度をつけたほうが疲れにくいことがわかってくる。また角度をつけることで画面が持ち上がるので、視線を極端に下げずに打鍵できるようになり、目の疲れや肩こりも回避できる。

背面。複雑に折りたたまれた状態がわかる。耐荷重は2.8kgと十分
角度は2段階(25度と15度)に変更できる
横から見たところ。わずか10度とはいえかなりの差がある

 取り付けは、シート裏側の剥離紙をはがし、ノートパソコンの底面に貼り付けるだけ。糊が残らないタイプなので、位置決めに失敗しても貼り直しは容易だ。ノートパソコン底面の排気口をふさがないよう気をつける必要はあるが、基本的にはほとんどのノートパソコンで使えるはずだ。

パッケージ。11.6~15.6インチのノートパソコンに対応する
製品本体。滑り止めのゴム2枚が付属する。重量は70gと軽い
裏側の剥離紙をはがしてノートパソコンの裏面に貼り付ける
山折りと谷折りを切り替えることで高さを変更できる。これは山折り
こちらは谷折り。グラスファイバー製で強度は十分

 このジャンルの製品には、クラウドファンディングで大成功をおさめた「MOFT」という先行製品があり、筆者はこちらも所有しているが、本製品は組み立て方がMOFTより複雑な一方、面積はひとまわりコンパクトで、ノートPCの底面を覆う面積も少ない。排気口の配置のせいで「MOFT」が使えないノートパソコンでも、本製品ならば使える可能性はある。

貼り付けた状態。このまま持ち歩けるので外出時や移動時には重宝する
こちらは競合製品にあたる「MOFT」。底面の大部分を覆うのが本製品との相違点

 機能面での差はほとんどないが、本製品は国内メーカーの製品ということで、不良などが発生した場合にサポートを受けやすいのは、メリットと言っていいだろう。これまで外出先にわざわざスタンドを持ち歩いていた人、荷物になるのが嫌で持ち歩けなかった人にとっては、厚みが3mmと極薄でかさばらない本製品は、絶好のアイテムと言っていいだろう。

製品名発売元実売価格
ORIGAMI STAND for LaptopMOBO1800円