本日の一品

寂しいランチも、B級ディナーも「フェイスディッシュ」で華やかに

 豆皿やお箸、箸置き、ナイフ、フォークなど、主役じゃないアイテムにはやけに興味のある筆者だが、主役であるプレート類(お皿)やお椀、茶碗のたぐいにはあまり注目したことがなかった。

 そんな筆者が「フェイスディッシュ」という歴史上の著名な人の顔をお皿の中央に印刷した商品を脊髄反射的に買ってしまった。

フェイスディッシュは、歴史上の著名人をお皿に描いたジョークプレートだ
筆者が購入した1枚は、バロック音楽の父であるバッハ
そしてもう1枚は、日本人が大好きなベートーベンだ

 筆者の買ったフェイスディッシュは、18世紀ドイツのバロック音楽界では最高に高名なヨハン・ゼバスティアン・バッハと日本人の多くが大好きなルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの両モデルだ。

料理を盛り付ける前は、極めてシンプルなベートーベン
一方、カラフルなバッハの方はお皿の周囲に五線紙と音符を配したオシャレなミュージックプレートって感じだ

 バッハに比べて少しだけ販売価格が安いベートーベンのフェイスディッシュは、ベートーベンの肖像が中央下にモノクロで描かれているのみで、周囲には全く模様のない極めてシンプルなタイプだ。一方、バッハのフェイスディッシュは、お皿の縁に五線紙と音符が並べられており、“FACE DISH”というより“MUSIC DISH”と呼んだ方が似合いそうなグッドな雰囲気だ。

バッハ以外にムンクの叫びのキャラやゴッホもあるらしい
芸術の世界とは違うが、科学者のアインシュタインも居るようだ

 現在のフェイスディッシュの位置づけは、ムンクの「叫び」やアインシュタインのようにパロディ系グッズに向かっているが、もう一方で、バッハのイメージで、過去の多くの著名な作曲家などをラインナップしたモデルがあればクラシックマニアとかにも市場が広がるように思うのだがどうだろうか?

 最初に製品を見て誰もが似合うと思う料理は、ベートーベンのパッケージにも採用されているナポリタンなどのパスタ系、焼きそばや焼きうどん系の麺類だろう。

 しかし、出来上がりが誰にも想定できる料理では多少面白さが欠ける気がする。我が家では、誰もが最初に作ってみたいナポリタンと焼きそばをあえて外して、レトルトカレーと卵、ミニトマトを使って家内がオムレツカレーを作ってみた。

お約束定番のナポリタンや焼きそばではなく、我が家はオムカレーミニトマト添えにチャレンジ
カラフルなチャレンジなので、ちょっとモノクロのベートーベンさんには不利

 アースカラーのカレーと黄色い卵、赤いトマトのカラフルなコンビネーションがバッハもベートーベンもより中性的に、より若く表現できた気がする。次回は、是非とも野菜や果物、花などをあしらって、アルチンボルドを彷ふつとさせる野菜&フルーツサラダを作ってみたい。

ランチョンマットとのマッチングを試行すれば、面白さと楽しさは加速する!
製品名購入場所価格
フェイスディッシュヴィレッジヴァンガードオンラインストア1100円(ベートーベン)、1320円(バッハ)