本日の一品
温度・湿度・照度センサーを備えてアプリで連動が簡単なスマートリモコン
2019年11月19日 06:00
スマートスピーカーやスマートスイッチなどスマート某を便利に活用している人もいる反面、設定の面倒くささやできることに限りがあり、天気予報を聞くくらいしか使ってないという人も少なくないと思う。
どちらかというと積極的に音声指示をするより、気温などの条件から自動で動いてくれるほうがいい。とはいえ、それを実現するには、さまざまな機器を横断的に使うためにIFTTTなどの別のサービスを介する必要がありさらに難解だ。できれば、ひとつのアプリで対話式で簡単にできるとありがたい。
そう思っているときに登場したのが+Styleの「スマートマルチリモコン」だ。一応はWi-Fiで接続して、赤外線で周囲の機器をリモコン操作するというものだが、温度・湿度・照度のセンサーを内蔵しており、センサーの値によって自動的にリモコン操作を行うことはもちろん、+Styleの他の機器と簡単に連動できる。
筆者の場合、赤外線リモコン機能よりも温度・湿度・照度センサーを使ってみたいという気持ちが大きく、+StyleのWi-Fiで操作できるLED電球やシーリングライトといった照明器具との連携に興味があった。
スマートマルチリモコン自らのセンサーの情報を使って条件が設定できるため、例えば、日の入りにしても、暗さで動作を分けられる。同じ+StyleのWi-Fi電球で、配色まで変化できるタイプを使えば、200ルクス以下になったら電球色で薄暗く点灯、さらに暗く100ルクスになれば昼光色で点灯させるというように柔軟に設定できる。
また、単純に気温が高くなったらスマホアプリに通知するということもアプリ設定だけで簡単にできる。温度や湿度による室内監視が簡単に行える。
なお、+Styleのアプリは「Tuya Smart」の技術を使ったものなので、本家Tuyaのアプリと同様、センサーを用意しなくても、気温や天候、日の出日の入り時刻、風速といった気象情報をクラウドから取得して、条件に合った場合に動作させるといったことも可能。ただし、その場合は気象台から取得したデータなので、自分の部屋のピンポイントな情報で動作させたければ、やはりセンサーが必要になる。
そして、赤外線リモコンについても記しておくと、プリセットは非常に多い。通常は大手メーカーに限られることが多いが、マイナーなものや新興ブランドまでかなり網羅しておりテレビもエアコンも設定に困らない。設定できる機器のなかにはタカラトミーのプラレールアドバンスの赤外線コントロールまで用意されている。
登録できる機器はさまざまだが、エアコンなら誤操作をしても大きなトラブルにはなりにくいが、赤外線で操作できる機器のなかにはヒーターなどの暖房器具も含まれているため、設定できるからといって安易に設定しないほうがいい機器もあるだろう。
今回、筆者はどちらかというと赤外線リモコンよりもセンサーの活用に注目してしまったが、センサー+赤外線リモコンと考えると、非常にお買い得で便利な製品。もちろんGoogle HomeやAmazon Alexaに登録して連携することもできる。同様のリモコンは他社にもたくさんあるが、+Styleの製品ならアプリ内で機器の連動を簡単に設定できることが何よりの特徴といえそうだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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スマートマルチリモコン PS-IRC-W01USB | プラススタイル | 6480円 |