本日の一品

1万円以内で電池持ち最高なUSB Type-C時代の完全ワイヤレスイヤホン

 いまやスマホやPC、タブレットだけではなく、カメラなどにもUSB Type-Cポートが搭載されるようになってきた。筆者はそんな時代の流れに合わせて、身の回りのガジェットを可能な限りUSB Type-Cで統一している。

「AVIOT TE-D01g」。カラーは購入したブラックのほかにアイボリー、ネイビー、パールホワイトの全4色

 そろそろ完全ワイヤレスイヤホンの充電ケーブルも統一したいと思い、悩んだ末に購入したのが今回紹介する「AVIOT TE-D01g」だ。悩んだ末と書いてはいるが、筆者がイヤホンを探す際の条件であった、1万円以内でUSB Type-Cポートを搭載している完全ワイヤレスイヤホンとなると選択肢はそう多くはなかった。

チャージングケースのサイズは実測で幅44mm×高さ45mm×奥行31mm。ポートはUSB Type-C
4段階のLEDインジケーターでケースのバッテリー残量を確認できる

 AVIOT TE-D01gの最大の特徴は再生時間の長さ。連続再生時間はイヤホン単体で10時間、チャージングケースを併用すれば最大50時間の再生が可能だ。aptXコーデックの場合は2~3割程度短くなる。チャージングケースを大きくすることで再生時間を稼いでいるイヤホンもあるが、AVIOT TE-D01gのケースは実測で幅44mm×高さ45mm×奥行31mmと非常にコンパクト。

 チップはクアルコムのQCC3020を搭載。上位にあたるQCC3026と比較すると若干接続安定性が悪いとのことだが、朝のラッシュ時に新宿駅での乗り換えをした際にも音が途切れることはなかったので、十分満足できるレベルと言えるだろう。

イヤホン本体。重量は実測で片側4.6g(Mサイズのイヤーピース装着時)
イヤーピースは装着済みのMサイズの他にS・LサイズとウレタンフォームのS・Mサイズが用意されている

 音質については、中域にフォーカスされていて高域はなめらか、低域も必要十分という印象。ボーカルがクリアで聴きやすく、ドラムはしっかりと重圧感がある。また、ボリュームを上げても高域がうるさすぎることもなく、バランスがいいと感じた。さすが「1万円以下で最高音質」と謳っているだけのことはある。

 イヤホン本体はIPX7レベルの防水性能を有しているため、ジョギングやジムでの運動中に使って汗をかいても問題なく、急に雨が降ってきた場合などでも安心できる。また、イヤホン側面にあるボタンから曲の再生、停止、曲送り、ボリューム変更などの基本的な操作が可能だ。

 手頃な価格でUSB Type-Cポートを搭載しているという条件を満たしつつ、再生時間の長さや音質の良さなどイヤホンとしての基本性能も高く、購入してよかったと感じる製品だ。完全ワイヤレスイヤホンデビューや、今使っているイヤホンからのステップアップにちょうどいいのではないだろうか。

製品名発売元購入価格
TE-D01gAVIOT8518円
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