本日の一品
ライフログ機能がさらに充実した活動量計「Fitbit Versa 2」
2019年10月8日 06:00
だんだん涼しくなってきて、ジョギングやランニングには最適な季節になってきました。今年に入ってから多忙でほとんど走れなかった筆者も、そろそろ走ろうかなという気分が高まってきています。
そんな中、Fitbitのスマートウォッチの新作「Fitbit Versa 2」が登場したので、さっそく試してみました。新しい活動量計は、いつでも筆者に走り出す勇気をくれます。せっかく新しい活動量計があるなら走らないともったいないですしね。
Fitbit Versa 2は、活動量計メーカーの大手・Fitbit社によるスマートウォッチです。昨年、本製品の前モデル「Versa」を試した際には、「スマートウォッチ的な機能を備えた活動量計」という印象でした。それが「2」になって明確にスマートウォッチらしさを手に入れたと感じた理由の一つに「Alexaに対応した」ことがあります。
本体側面のボタンを長押しするとAlexaを起動でき、口頭でアプリの機能を呼び出したり、インターネットで検索を行ったりできます。なお、インターネット接続はペアリングしたスマホ経由で行います。これが思いのほか便利、というか手動で操作するよりも早いと感じることがあり、腕時計に向かって喋りかける自分を発見するだに、おおスマートウォッチを使っている……という気分になるのでした。
もちろん本命の活動量計やライフログの機能も充実しています。特に睡眠のトラッキングに関しては非常に細かい記録を取れるようになり、睡眠にスコアまで付けてくれるようになりました。日頃、睡眠不足に陥りがちな筆者ですが、計測した数値を見せつけられると、よりその事を実感して生活を改めなければ……を思いをあらたにします。
活動量の計測についても、非常に繊細に検出してくれると感じました。朝、出勤時に駅までてくてく2kmばかり歩いているのを「ウォーキング」と記録してくれるのはもちろん、子どもと一緒にドラクエウォークをやりがてら自転車で近所をのんびりウロウロしているのを「サイクリング」と検出してくれたのには驚きました。
エクササイズ機能の充実ぶりは「2」でも健在です。ランニングのラップタイムやペースコントロールはもちろん、走った後に心拍数の計測結果を集計し、有酸素運動を行えていた時間、脂肪を燃焼できていた時間などを細かく表示できます。この製品がガチランナー向けというより、フィットネス志向であることがうかがえます。
ちなみに同製品には非接触型の電子マネー支払い機能「Fitbit Pay」を搭載していますが、相変わらず日本では非対応なのが残念ではあります。逆に言えば海外を拠点に活動されている方、海外出張の多い方などはあらかじめクレジットカードなどを登録しておけば、この端末一つでスマートに支払いができます。
そう考えると、Fitbit Versa 2は、スマートウォッチの王道ともいえるApple Watchと、できることはほとんど同じ(種類によってはVersa 2の方が詳細な計測が可能)であるにもかかわらず、価格は数万円安いわけで、もうこちらで良いのでは……? とさえ思えてきました。これからスマートウォッチの購入を考えている方や、買い換えを検討中の方は、検討材料のひとつに数えて損はない一品です。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
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Fitbit Versa 2 | Amazon.co.jp | 2万4782円 |