本日の一品

「GLOO」シリーズの“のり”で単調な事務仕事がめっちゃ楽しく

 普段あまりしない書類を扱う事務仕事は、どうしても単調に思えてしまう。たとえば筆者の場合、だいたい毎月発生する書類の郵送みたいな仕事は、数は多くないけれど、それでもテンションの上がる作業では決してない。そんなときに見かけたのが、この“のり”。これまで見たことのないシンプルなデザインに、ホームセンターで見かけた瞬間一目惚れである。

「GLOO(グルー)」シリーズのテープのり(左)とスティックのり(右)

 コクヨの「GLOO(グルー)」シリーズは、実用一辺倒で無味乾燥なオフィス文具ばかりのなか、ひときわ目をひく存在だ。実際にはどちらか1つで事足りるのだが、思わず「スティックのり」タイプと「テープのり」タイプの2種類を1つずつ購入してしまった。ほとんど真っ白の外見にマットな手触り。軽量で扱いやすく、手に持つだけでなんだかウキウキしてしまう。

パッケージ

 スティックのりの方は、断面がよくある円形ではなく、真四角。封筒にしろ、書類にしろ、通常はのりを塗布する場所が角丸になっていることは少なく、ほとんど角張っているのではないか。だったら最初から四角くしておけば塗りやすいのでは、という発想らしい。今までにありそうでなかった四角いのりは、たしかに隅の方までビシッとのり付けできてうれしくなる。

スティックのり
この上側の緑に見えるところが先端なのかな? と思ったら
実際は反対側がのりの出る方。緑に見えていたところは、のりを出し入れする回転つまみ
断面は真四角だ
ビシッと一発で角までのり付けできる

 ただ、初めて使ったときにちょっと力を入れすぎたのか、塗っている途中でわりと簡単に形が崩れてしまったので、ほどよい力加減で使いたいところ。ちなみにこのスティックのりには3種類のサイズ違いのほかに、塗った後に色が残る(粘着力強)か、透明になるかの違いで2タイプある。今回購入したのは透明になるタイプのもの。使用後の見た目にもこだわりたいなら透明になる方を選ぶと良さそうだ。

が、最初のひと塗りで力加減を誤って先端が崩れてしまった……

 テープのりは、使用していないときは粘着面を隠しておくことができ、使う時だけ取り出して先端を転がすだけで粘着面を対象に貼り付けることができるもの。全体を回すようにして変形させる仕組みで、しかもその変形パターンが2種類あって、どちらか使いやすい形状にして手に持つことができる。

外観は卵形に近いテープのり
内部を回転するようにして取り出す

 スティックのりのように力加減を考えずにムラなくのり付けでき、作業性は高い。リフィルもしっかり用意されているから、頻繁に使うなら合わせて購入しておきたい。

さきほどの写真中央に見えるボタン状のものを押しながら回転させることで2段階変形が可能。持ちやすい方にセットしよう
ちょっと見にくいけれど、封筒に粘着面を簡単に貼り付けることができた

 月末に多く発生する事務仕事も、このGLOOのおかげで少しだけやる気が出てくる。むしろ「もっと紙書類にぬりぬりしたい!」と思うほどなのだが、さすがにそこそこペーパーレスが進んできたこの世の中で、紙書類のやりとりが増えることはほぼ望めないのは、いいことなのか、残念なことなのか。でも、製品自体、飾っているだけで絵になるデザインなので、無理に使うこともないのだ。

製品名発売元販売価格
GLOO スティックのり(Mサイズ)コクヨ213円
GLOO テープのり(Mサイズ)375円