本日の一品

コンパクトで安いUSB PD 60W出力対応ACアダプター「cheero USB-C PD Charger 60W」

 USB Type-CとUSB PD(Power Delivery)の普及が進み、USB PDに対応した機器の発売のニュースをよく見るようになってきた。特に今年に入ってからよく見るようになった印象があるのは、USB Type-CからLightningに変換するケーブルのサードパーティーのMFi認証品が出てくるようになったせいもあるだろう。

 Lightningケーブルだけならあまり気にしなかったのだが、非正規品でUSB Type-CからMagSafe2への変換ケーブルの存在を知ってしまったので、レガシーなUSB 3.0でいいやと思っていた筆者もそろそろUSB PD機器を揃えようという気になってきた。つなぐ機器は今後勝手に増えていくだろうからいいとして、電源の供給源はきちんと選んで買って備えておきたい。

パッケージはブリスターパックで開けやすかった
コンパクトなので外出先で使うのも楽々だ

 USB PD出力のACアダプタの紹介記事としては、僚誌PC Watchの「これで失敗しない、USB PD充電器選び(ノートPC編)」(関連記事)が詳しいが、ここから5ヶ月が経過し新製品が出ている。

 筆者はMacBook用に60W出力の物を探していて、そんな時に発売されたのが今回紹介するcheeroのUSB-C PD Charger 60W CHE-325だ。コンパクトで軽い上に期間限定で2500円という価格が魅力だったので、発売してすぐに購入した。

プラグは折りたたみ可能。畳んだプラグを出すのには少しだけ苦労する
PSEマークと事業者名もちゃんと表示されている。デザインとしての善し悪しはともかく、はっきり読める濃さなのでわかりやすくてよい

 プラグも折りたためるし、コンパクトで全く問題なく使えた。USB Type-CからMagSafe2に返還できるケーブルも、たまに給電が止まることがあったりするもののほぼ問題なく使えているため、専用のACアダプタを持ち歩く必要がなくなり、大変ありがたい。60W出力時にはそこそこ熱くなるのでちょっとドキドキするが、特に問題ないようだ。もちろんiPhoneを充電する時は9Vで充電できるので充電時間が短くでき、こちらも大変助かる。

iPhone8に9Vで給電している様子。ケーブルは多摩電子工業のTSC225LC05Wという50cmのMFi認定ケーブルを使っている
AnkerのPowerPort Speed 1 PD 60との比較。数㎜ずつ大きいのと、角が立っているのでよけい大きく見える。重さはほぼ同じでAnkerが146g、cheeroが148gだった

 大きさ的にライバルとなるAnkerのPowerPort Speed 1 PD 60と比べてみたところ、cheeroの方が厚み以外数mmずつ大きいのと、実測でわずかに重かった。しかし、価格は1000円以上安いので筆者ならこちらを選ぶ。

 ACアダプタだけ買えば済むわけではなくケーブルも調達する必要があるので、急いで必要でない人は無理に買わなくてもよいとは思うが、使い始めると1台で済ませられるのはなかなか便利なので、気になっている方にはお勧めしたい。

製品名メーカー価格
cheero USB-C PD Charger 60Wティ・アール・エイ2780円
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