本日の一品

AC電源必須のモバイルワーカーを救うかも? 「Jackery PowerBar 83Wh」

 基本的に在宅で仕事をすることが多い筆者だが、たまに一日を通じて外にいなければならないこともあり、1〜2時間ほどの空白時間には、カフェなどで作業することもある。いわゆる“ノマドワーク”だ。

わずかな時間といえども、作業したいと思ってしまうのが、ライターの性(さが)

 電源やフリーWi-Fiを用意してくれている場所もだいぶ増えてきたが、コンセントのある席が埋まっていることも多い。これでは、せっかく探して、多少遠くてもたどり着いた努力が無駄になってしまう。

 このような気苦労や無駄な時間をなくすため、ACプラグ付きモバイルバッテリーを買ったという人もいるだろうが、持ち歩いている人をあまり見たことがない。多分、そのような製品は大きくて重いため、ノートPCのACアダプターと合わせて持ち歩く気になれないのだろう。

 「Jackery PowerBar 83Wh(以下、PowerBar)」は、そんな課題を解決してくれそうなモバイルバッテリーだ。

「Jackery PowerBar 83Wh」

 大きさは65×65×165の四角柱で重さは730g。これまでのACプラグ付き“ポータブル”バッテリーに比べ、コンパクトだし、1kgを切っているというだけで“モバイル”したいという気になる。

 もちろん、スリムとまでは言い難いが、荷物を入れた際にできる縦方向のスキマに収まるため、むしろスペースを無駄なく使っているような、そんな気分にさえなる。

 肝心のAC電源としての実力だが、最大100W、通常で85Wまでの出力が可能。最新のMacBookシリーズであれば、PD対応のモバイルバッテリーで充電もしくは最悪でも給電できるのだが、筆者が使っているのは11インチのMacBook Air(Early 2014)。MagSafe 2ポートを搭載しており、必要なワット数は45Wだ。ちなみに、メイン端末のSurface Book(2015年の初期モデル)は、65W。どちらの端末であっても、PowerBarならモバイルできる電源になってくれる。

 実際に屋外で使ってみた。イベント取材に入る前の15分ほど、MacBook Airで作業しながら充電開始。前日、MacBook Airの充電を忘れていたため、46%程度しかバッテリーが残っていなかったが、作業しながらでも62%ほどに回復した。この15分でPowerBarのバッテリー残量は85%まで減少した。

MacBook Airの電源ステータスは、充電していることを示している。さすが83Whのパワー

 ACを使いながらでもUSBポートが使えるのは便利だし、これぐらい早くバッテリー残量が回復するのであれば、MacBook AirのUSBポートをフルに使ってスマホなどを充電することもできるだろう。

 時間が節約でき、なおかつより長く作業できる「Jackery PowerBar 83Wh」。730gという重量は、普段から重い荷物を持ち歩いている人たちにとって「誤差」と感じられることだろう。惜しむらくは、どこにも社名のカタカナ表記がなく、正確な読み方がわからないため覚えられないことぐらいか。

製品名発売元販売価格
Jackery PowerBar 83WhJackery1万1800円(税込)
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