本日の一品
テレビにBluetooth送信機とBluetoothイヤホンを使って家族バラバラな音量問題を解決
2019年4月24日 06:00
Bluetoothイヤホンが一般的になり、お手軽利用から本格利用まで選択肢はさまざま。すでに何本も持っているという人も多いかもしれない。そこで、家の中でテレビのイヤホンとして活用したところ非常に便利だったことを紹介したい。
まず、何が便利かというとワイヤレスであるという手軽さはもちろんとして、Bluetooth送信機を選べば音量問題を解決できるということ。ここでいう音量問題とは、家族それぞれに好みの音量があり、それぞれ個人個人で音量調整したいといったものだ。
これをどうやって実現するかというと、光デジタル入力があるBluetoothトランスミッターを使う方法で解決する。テレビの光デジタル出力の音量は一定なので、音量調整はBluetooth機器側に委ねられる。Bluetoothイヤホンには音量調節ボタンが付いているので、イヤホンで音を聞いてる人は手元で音量調整ができる。テレビ本体の音量もテレビのリモコンを操作すればスピーカーの音の大きさは消音から大きな音まで自由に操作できる。
これが、テレビのヘッドホン端子に有線イヤホンを直接接続するとそうはいかない。テレビから音を出すにはいちいちテレビのところに行ってイヤホンのプラグを引き抜く必要がある。そして、イヤホンで大きめの音で聞いているときに抜くと突如として大音量が部屋に響いてしまう。ヘッドホン端子に接続するBluetooth送信機でも同じこととなり、独立して音量を調整するなら光デジタルに対応したBluetooth送信機が必要になる。
実際に実現するために選んだのがTaoTronicsのBluetoothオーディオトランスミッター「TT-BA09」。同等の機種は他にもあるが、テレビ接続は連続利用に対応していることが必要。一部の機種は電源に接続すると充電モードになって動作が止まってしまうものもあるようなので注意したい。
これを使うことで、イヤホンでテレビを見ているとき、テレビのスピーカーで聞きたいとなったときは、Bluetoothイヤホンの音量を絞り、テレビのリモコンで音量を上げればよい。すべて手元で完結する。また、Bluetoothイヤホンは2台までペアリングできるので、2人でイヤホンで聞くときにそれぞれの音量が別々に調整できる点もありがたい。
注意する点はあまりないが、充電切れなどでイヤホンの電源を切ったあとの再投入時に、Bluetooth接続に時間がかかることがあった。充電が必要なBluetoothイヤホンだけに、電源再投入時のたびに少し時間がかかってしまうので、Bluetoothのペアリングの概念を理解していない人の利用は厳しいかもしれない。
それでも、テレビのスピーカーと独立して音量調整ができるのはかなり快適だ。高齢者向けにテレビ音声が聞き取りにくい対策として手元スピーカーも市販されているが、この応用としてBluetoothスピーカーを手元に置く方法も考えられる。Bluetooth接続がもう少し安定してくれればさらに応用範囲は広がるだろう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Bluetooth トランスミッター&レシーバー TT-BA09 | TaoTronics | 3599円 |