本日の一品
スマホとモバイルバッテリーを重ねて充電しながら持ち歩けるシリコンバンド「X-GRIP」
2018年10月25日 06:00
外出先でスマホのバッテリー残量が枯渇し、モバイルバッテリーで充電しながらスマホを使う羽目になるのはよくある話。スマホとモバイルバッテリーを接続するケーブルが長ければ、モバイルバッテリーをバッグに入れたまま、ケーブルを伸ばして手元のスマホを充電することも可能だが、ケーブルが短いと両方を手に持ったまま充電しなくてはならず、正直かなりわずらわしい。
こうした場合に役立つのが、今回紹介する「X-GRIP」なる製品だ。これはX字の形をしたバンドで、スマホとモバイルバッテリーを重ねた状態でこのバンドをかけることで、両者をくっつけた状態を維持でき、持ち歩きが容易になるという代物だ。
バンドはシリコン素材でできており、取り付けるスマホのサイズに合わせて伸縮が自在なため、iPhone SEのようなコンパクトなスマホから、iPhone Xs Maxのような大型スマホまで、幅広く対応できる。手帳タイプのような特殊なケースを除いて、保護ケースを装着した上から引っ掛けられるのも利点と言える。
またモバイルバッテリーだけでなく、Wi-Fiルータを重ね持ちしたり、スマホクーラーを挟んで固定するなど、アイデアひとつでさまざまな用途に使える。シリコン素材ゆえ滑り止めの役割も果たしてくれるので、ふだんからモバイルバッテリーに装着して持ち歩くというのも一つの手だろう。
気をつけたいのは、画面の四隅にバンドを引っ掛けて固定する構造上、iPhone Xなどベゼルレスのスマホに装着すると、画面の一部が遮られることだ。iPhone Xs Maxで試した限り、誤動作こそ起こらないものの、四隅がわずかに隠れることに加え、コントロールセンターの表示(画面右上から中央に向かってスワイプ)などの操作に支障をきたす場合がある。
もうひとつ、スマホと重ねるモバイルバッテリーは、スマホよりも表面積が小さいことが望ましい。というのも、モバイルバッテリーのほうが表面積が大きいと、スマホの四隅にバンドがうまく引っ掛からず、脱落する危険が高いからだ。具体的には、5型未満のスマホに10,000mAh以上の大容量バッテリーを取り付ける場合は、気をつけたほうがよいと感じた。
といった具合に、利用にあたって注意すべき点もあるが、外出先で給電しながらスマホを使う機会が頻繁にあるという人にとっては、シンプルな作りでありながら、非常に重宝するアイテムだ。価格も1000円を切るなど安価で、かつ軽量であるため、ふだんからジャケット代わりにモバイルバッテリーに装着しておけば、役に立つことがありそうだ。
製品名 | 発売元 | 価格 |
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SINJIMORU X-GRIP | Sinjimoru | 980円 |