本日の一品
シュワッと感をキープする「TANSAN FRESH(タンサンフレッシュ)」
2018年10月29日 06:00
学生の頃からアルコール系飲料を全く飲めない筆者は、飲み会でも冠婚葬祭でも、もう何十年も常にソフトドリンク派だ。まだまだ昭和な時代だったので、きっと仕事の上でアルコールのお付き合いができなかったことで損したことも得したこともあったと思うが、全く興味がないのでしょうがない。
ノンアルコール派と言っても、100%果汁や手作り野菜ジュースにハマっている自然信仰派でもない。どちらかと言えば、発売された頃からドクターペッパーやジンジャエール、コーラ、サイダーなどのジャンク系炭酸飲料が好物なのだ。
そして一気飲みやガブ飲みをするタイプではない。どちらかと言えば常に冷蔵庫にいくつかの炭酸飲料を入れておいて、通りがかりや、原稿書きの休憩時に1口や2口を、いろいろな飲料をダラダラと飲むという質の悪さだ。
そんな筆者の最大の悩みは、キッチリとフタの閉まるペットボトルや、瓶タイプの炭酸飲料は、元のキャップだけでは密閉度が足りないのか、ほんの少しの時間で閉じ込められていた二酸化炭素が逃げてしまい、シャキッとしないただの色付きの甘い水になってしまうことだった。
そんな時、偶然見つけた「TANSAN FRESH(タンサンフレッシュ)」という商品をダメ元でポチって使ってみた。最初に使ったのはペットボトル入りのコーラ、そして昭和どころか明治のテイストを130年以上たった今もキープしているMITSUYA CIDER(三ツ矢サイダー)だ。
タンサンフレッシュは、今日時点では、もう生産終了されたアイテムのようで、需要と供給に依存する今や“成り行き市場価格”なのだ。ネット市場では250円くらいから2000円くらいの値幅で売られている。もちろん後継モデルもあるが、デザインが全くパッとしない。
筆者は何といっても「三国志」のヒーローである「諸葛孔明」が被っている「綸巾」(かんきん)のような変態デザインがとても気に入っている。タンサンフレッシュはこの綸巾部分が指押しのポンプになっている。
使い方は極めて簡単だ。タンサンフレッシュのキャップ部分をペットボトルの口にしっかりと最後までねじ込んで、「綸巾」部分を親指と人差し指でつまんでシュッシュッと押して、もうこれ以上空気が入りそうにない、というところまで達して指先が重くなってくれば大丈夫だ。
筆者の感覚では多くても数回だ。しっかりと空気を押し込めれば、次回、冷蔵庫から取り出してワンプッシュでキャップの固定レバーを押すだけで初めてキャップを開けた時のように“プシューッ”っていう感動的な音とともに再び美味しく飲めることは間違いない。
製造終了によるモデルチェンジということで、筆者は早速、綸巾型タンサンフレッシュを数個大人買いした。平成日本人の好きそうなファンシーなデザインに興味が無くて、機能デザインに特化した昭和な綸巾型タンサンフレッシュがお好みの人は急いで買われることをおすすめしたい。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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タンサンフレッシュ | Amazon | 450円 |