本日の一品
財布に嬉しい、簡単ポン付けGPSサイクルコンピューター
2018年10月2日 06:00
自転車趣味には必須ともいえるのがサイクルコンピューターだ。走行時間や距離の把握だけでなく、自分の力で、時速何km/hで走っている! と分かるのは素朴な喜びがある。
シンプルなものなら2000~3000円、GPSで位置把握できるような高性能タイプになると1万5000円~2万円前後というのがこれまでの相場だったが、今回入手した「NEOS GPS」はGPSトラッキング機能付きで9000円とリーズナブルだ。
自転車メーカー・GIANTから発売された「NEOS GPS」は、GPSトラック機能付きサイクルコンピューターだ。改めて説明すると、サイクルコンピューターとは速度や移動距離、移動時間を記録する装置だ。本製品では高度(どのくらい坂を上り下りしたか)の情報も記録できる。
廉価帯のサイクルコンピューターは、車輪を支えるフォークと、車輪側のスポーク、それぞれに小型のセンサーを装着する。車輪が1回転するごとにフォーク側のセンサーに反応するので、車輪の大きさを入力すればどれだけ進んだか記録できるという仕組みだ。そのためセンサーを装着する必要があるのだが、「NEOS GPS」はGPSの移動情報により把握するので、センサーを設置する必要がない。製品本体を固定する台座さえ取り付けてしまえば、あとは「ポン付け」するだけで使える。センサーの調整が不要なので、セッティングの手間がほとんどかからない。
今どきの製品らしく、Bluetoothでスマートフォンと接続できる。アプリでGPS情報を吸い出すことで、運動の記録を管理できる。もちろんGPSログで、地図上のどこからどこまで移動したということも視覚的に把握できる。また走行中にスマートフォンと連携させることで、メールやLINEの新着通知を確認することができる。
さらに、Bluetooth対応ということで、他社のセンサー類も接続できる。具体的には、心拍数計センサーや、ケイデンス(クランクの回転数)センサーと接続して、その数値をメーターに表示・記録できる。実際、筆者が以前購入していたケイデンスセンサーがあっさり接続できて、感心した次第である。
9000円という価格設定は、自転車趣味を始めたばかりというような方には高価に感じられるかもしれない。しかしながら、初期セットアップが台座をくくりつけるだけという手軽さは、メーカーの「エントリーユーザー向け」という、うたい文句に偽りなしといえる。
もちろん、センサー類で愛車をゴテゴテにしたくないというユーザーにもお勧めできる。これだけ多機能で簡単、かつ9000円という価格設定は、注目に値する一品といえるだろう。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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NEOS GPS | GIANT | 9000円 |