本日の一品
AC充電器の持ち歩き不要、電源プラグを内蔵したモバイルバッテリー
2018年7月26日 06:00
モバイルバッテリーの中で、今や絶滅危惧種となりつつあるのが、電源プラグを内蔵したタイプだ。電源プラグ内蔵だとコンセントに直接接続できる利点はあるものの、そのぶん厚みは必要になるわけで、大容量かつ薄型というモバイルバッテリーのトレンドからは完全に逆行することになる。それゆえ、製品自体が減りつつあるのが現状だ。
もっとも、USB変換アダプターを必要とせず、直接コンセントに接続できるのは、飲食店などで提供されているコンセントを使う場合は極めて便利だ。また新幹線などの列車の足元にある電源コンセントに差す場合も、本体を床に置かずに済むメリットがある。AC充電器を持ち歩かずに済むようになるので、荷物量をトータルで減らせるのも利点だろう。
今回紹介するサンワダイレクトのモバイルバッテリーもこうした電源プラグ内蔵の製品で、本体の厚みは28mmと相当あるが、1万mAhと大容量であることから、終日の外出や地方遠征など大いに活躍するほか、折りたたみ式の電源プラグにより、コンセントから直接充電できるのも実用性が高い。
便利なギミックとして、パススルー充電に対応していることが挙げられる。つまり本製品をAC充電器代わりにしてデバイスを充電する際、まずデバイスを充電し、完了すればバッテリーを充電するという順序で、両方をフルに充電できるのだ。
メーカーによると常時コンセントに差したまま使うのはさすがにNGとのことだが、それでも本製品とスマホのバッテリー残量がともにゼロの場合に、まとめてつないでおけば順次充電されるのは、出張先のホテルで就寝中にまとめて充電を行う場合などに重宝する。
もうひとつはバッテリーの残量表示で、デバイスを接続しない状態でも、本体を手に持ってシェイクすることで、4段階のLEDで残量が表示されるギミックを搭載している。本製品はボタンレスなので、ボタンを押してLEDを点灯させる代わりにこうしたギミックを搭載しているわけだ。
ちなみに本製品は、来春からモバイルバッテリーにPSE対応が義務付けられる関係もあってモデルチェンジとなり、現在は同じ型番(700-BTL028)で本体色がブラック(BK)のモデルへと切り替わっているようだ。製品ページを見る限り、スペック自体は同一だと思われるので、これから購入するという人は、「700-BTL028BK」で探してみてほしい。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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モバイルバッテリー(ACプラグ内蔵・最大2.1A出力・大容量10000mAh・2ポート搭載・iPhone/iPad充電対応)(700-BTL028W) | サンワダイレクト | 3980円 |