本日の一品

“ピタッ”“カチッ”が心地よい充電専用マグネットケーブル「USB Chage Cable」

 スマホのバッテリー切れで一番面倒だなぁと思うのは、パスコードの再入力だ。顔認証や指紋認証に慣れてしまうと、これがかなり煩わしく感じてしまい、人によっては「あれ、パスコード、何だっけ?」という人もいる。

 スマホのバッテリーの残りが3%などギリギリの値を示していると「早く充電しなければ!」と焦るのだが、その焦りのせいで指が震え、充電用端子にケーブルがなかなかうまく挿せない、という事態が発生する。

 そんな焦り過ぎの人にピッタリのアイテムがSMK Craftworksから販売されていた。マグネット脱着式の「USB Charge Cable」だ。

カラーはゴールド、ブラック、シルバーの3色。現在は1mと2mタイプのものがあるが、1mタイプはなくなり次第、終売とのこと

 これは、microUSB、USB Type-C、Lightningの3種のコネクターにケーブル1本がセットになったアイテムで、コネクターとケーブルをマグネットで脱着する。どのコネクターに対しても、この1本のケーブルで充電できる、という仕様だ。

端末の端子に挿入しておくコネクター部。左からUSB Type-C、microUSB、Lightning用。ちなみに、この距離でも互いにマグネットの力で引き合ってしまうため、別々に撮影したものを合成した
どのコネクターとも接続できる形状のケーブルの接続部。ちなみに、ナイロンで覆われたケーブルは細くしなやかだが、説明によれば「4000回の屈曲テストに合格している」とのこと

 実は以前、クラウドファンディングで似たようなアイテムを購入したことがある。それは、ケーブル1本に対し、1種類のコネクターが付属する、というもので、筆者はLightningとUSB Type-Cのものを複数個購入したのだが、それぞれ互換性がなかった。つまり、LightningとセットのケーブルはType-Cに使えないし、Type-CとセットのものはLightningに使えなかった。

 マグネット端子の形が違っていたからなのだが、なぜそういう仕様にしたのか非常に不可解だった。ユーザーにとっては、ケーブルひとつでどちらにも対応できたほうが便利なのだが……。

以前、クラウドファンディングで購入したマグネット脱着式ケーブル。左がLightningコネクターのセットで、右がmicroUSBコネクターのセット。どちらもマグネットでくっつくため「互換性があるかな?」と期待したが、無理であった

 「USB Charge Cable」のメリットは、まさにその部分で、iPhoneにもGalaxyにもコネクターを挿しておけば、セットのケーブル1本で対応できる。あと必要なのはモバイルバッテリーだけ。複数のセットを買っておけば、USB Type-C端子を持つスマホを複数持っていても対応できる。複数購入しておけば、余ったケーブルをあのバッグに、このポーチに、とあらかじめ入れておくことも可能だ。

 本製品の特徴はほかにもある。それは接続部が“丸型”であるということ。そのおかげで、どんな向きだろうかと全く気にせず“コネクト”することができる。このタイプのほかの製品がそうであるように、「USB Charge Cable」のコネクター部の磁力は強力で、近づければ“カチッ”と小気味よい音を立てて接続される。

手を離すと、“カチッ”とつながるのが心地よい

 これは、スマホのバッテリーが切れそうになり、焦っている場面で重宝しそうだし、車のスマホスタンド付近にケーブルのコネクターを配置しておけば、うまくいけばスタンドにスマホを装着するだけで“カチッ”とつながってくれるかもしれない。スマホに限らず、USBケーブルで充電するタイプのヘッドホンやイヤホンなどで、充電端子にキャップが付いていないものであれば、あらかじめコネクターを装着しておけば、音楽を聴きながら(つまり、わざわざヘッドホンまたはイヤホンを外すことなく)充電することもできる。ちょっと考えただけでも愉快だ。

 ただし、気をつけなければいけないこともある。もし、使っているスマートフォンが防水仕様である場合、おそらく、「これは防水機能があるから」ということで雨や汗などの水分が端末に付着することに対して無頓着になるだろう。その状態で充電を開始してしまうと、端末の故障や火災などの事故につながりかねない。

 もちろん、本製品のコネクターを付けていなくても、濡れた場合はよく拭いて、完全に乾いたことを確認してからでないと充電できないが、コネクターを付けた状態では、端末本体との隙間に水が侵入しないとも言い切れない。雨天時や、汗をかくスポーツ時などには、よほど端子部分が濡れないように注意するか、もしくはコネクターを一時的に抜いておくことをおすすめする。

 とはいえ、普段の生活の中でスマートフォンの使用頻度が高く、すぐにバッテリーがギリギリの状態になってしまうような人には、充電のたびに「向きが合わない」といったストレスから解放され、“カチッ”“ピタッ”と磁力で接続できる本製品は魅力的に映るのではなかろうか。現に私も、家では無接点充電、外では「USB Charge Cable」で楽しい充電ライフを送っているのだから。

充電中に青く光るLEDは明るすぎず、寝室に置いておいても眠りを妨げることはなさそうだ。むしろ癒される
製品名販売元購入価格
USB Charge CableSMK Craftworks1485円